第2話:分析と再構築
さて、一話で説明したように私はランキング上位の作品群をあまり読まない。
しかし全く読まないのではなく、人気ジャンルから書籍化される百合作品もあるため、そういったものは読むことがある。
ざまぁ、異世界転生、俺TUEEE辺りは少なくとも一冊以上は読んだ。
しかしここで大事なのは、人気ジャンルで書けば必ず評価されるとは限らない、ということだ。世に出回っている方法論・創作論でも語り尽くされていることなのでここでは触れないが、自分には分析力も構築する能力も足りないことがよく分かった。
王道テンプレがどうして人気なのか、いろいろ要素はある。
それを細分化していくことがランキング上位に割り込む、引いては書籍化する上では外せないし、創作に限らず仕事でも求められる能力の一つであるだろう。
ただ、分析するだけでは不十分だ。そこを分析できたのなら、各要素を己の作品にカスタマイズする、つまり再構築する力が求められる。キャラクター名や技名や地名が違うだけのコピペなら読む必要がないし、恐らく既視感を覚えた読者は数ページで飽きるだろう。
このテンプレを分解する手順について、私はとある動画で見たのだが……正にその分析力が足りないことに気付かされた。気付いたというなら練習せぇよという話なのだが、そのテンプレが創られやすい作品群を読まないために分析もクソもないのが現状だ。
ならばせめて、書籍化している百合作品から学び取るのが正解なのだろう。
しかしカスタムできるようになるまでには、さらに時間を要することが目に見えている。それだけの時間と労力を費やす覚悟ができないならば、私に書籍化する機会は永遠にやって来ない気がする。
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