2-8 新たな犠牲者

 三隅みすみの目撃証言にしたがって、田畑の方角へ向かったものの、梗介きょうすけの足取りは追えなかった。代わりに、青空の下を進む途中で、民家の縁側えんがわからこちらを監視かんししている老婆ろうばを見かけたが、相手は凛汰と目が合うなり、屋内おくないへ素早く引っ込んだ。三人目の〝まれびと〟も、今では嫌われ者の一員らしい。嘆息たんそくした凛汰は、隣の美月に声を掛けた。

「美月。確かめておきたいことがある」

「……え? うん、何?」

 美月は、ぼんやりした顔で振り向いた。様子をいぶかしんだ凛汰が「どうした?」と訊ねると、畦道あぜみちを歩く足を止めないまま、寂しそうにぽつりと言う。

「三隅さん、どうしたのかなって、気になって……」

「……ああ」

 美月が告げた懸念けねんは、凛汰としても気がかりだ。つい先ほど、三隅は一人で教員寮きょういんりょうに帰っていった。胸騒ぎがした凛汰は、美月をともなって二〇一号室の前まで戻り、廊下から何度も三隅を呼んだが、扉の向こうからは『もういいかい、まぁだだよ。もういいかい、まぁだだよ』と陽気ようきに歌う声だけが、不気味に響いてくるだけだった。

 それでも、凛汰が『三隅さん』と呼び掛けて、インターホンをしつこく鳴らし続けると、気がれたような歌が止まり、やっと一言だけ、まともな応答を寄越よこしてきた。

 ――『早く行きなよ。君たちがここにいる限り、何も始まりはしないんだからさ』

 それきり、三隅が凛汰たちに取り合うことは、二度となかった。『もういいかい、まぁだだよ。もういいかい、まぁだだよ』と再び聞こえ始めた歌声が、凛汰と美月を威圧いあつした。らちかないと判断した凛汰が、困惑している美月を連れて、教員寮の階段を下り始めると、歌に付け足された独白どくはくが、立ち去る二人を送り出した。

 ――『もういいかい、まぁだだよ。もういいかい、まぁだだよ……『もういいよ』という合いの手は、まだまだ聞こえそうにないねぇ……?』

「……三隅さんが決めたことだ。あれだけ呼んでも部屋から出ないなら、今の俺たちにできることは何もないぜ」

「そう……だよね」

「でも、あとでもう一回、教員寮に行くぞ。三隅さんに訊きたいことは、まだたくさんあるからな」

「……うん。私も、説得を頑張るね」

 美月は、少しだけ表情を明るくしてから、我に返った顔で「凛汰、確かめておきたいことって何?」と訊いてくる。「ああ」と応じた凛汰は、改めて美月に質問した。

「昨日の夕方に、神域しんいきで親父と別れた俺たちが、海棠かいどう家に戻ったときに、浅葱あさぎさんが『木船きぶねを迎えに行く』って言って出掛けたよな。神事しんじで燃やした木船は、〝姫依祭ひよりさい〟が始まる直前まで、どこに置いてたんだ?」

 質問の意図いとを、美月はすぐに察したらしい。明るさを取り戻したばかりの表情を、痛々しげにかげらせた。

「そっか……そうだよね。亡くなった嘉嶋かしま先生は、木船の帆柱ほばしらくくりつけられてたから……浅葱さんが迎えに行った木船には、もう死んだ嘉嶋先生が乗っていたか、それとも……浅葱さんが、嘉嶋先生を……」

「浅葱さんが、親父殺しの実行犯かどうかは、まだ不明だ。その辺りをはっきりさせるためにも、親父の殺害現場の可能性が高い『木船の保管場所』を把握はあくして、今のうちに調べておきたい」

「……分かった。神事で使う木船の保管場所は、浜辺のそばにある廃屋はいおくのガレージだよ。雨風がしのげて、広いスペースを確保できるから……すぐそこだよ。木船は、村の男衆おとこしゅうが一年かけて、あの場所で造るんだ」

 美月がゆびさした方角は、海棠かいどう家の裏手うらて御山おやまからさほど離れていない浜辺だった。点在する廃墟はいきょの一つに、長方形の箱のようなガレージが併設へいせつされている。

 目的地の正面にたどり着くと、潮風の匂いを濃く感じた。ガレージのシャッターは開けっ放しで、れそぼった床のコンクリートに、淡紅色たんこうしょくの花びらがへばりついている。壁に工具を立て掛けた薄闇うすやみを、小窓から射す一条いちじょうの光が切りいていた。がらんどうの空間を、凛汰の隣から覗いた美月は、怖気おじけづいた様子で身を引いた。

「なんで、床が濡れてるの……?」

証拠隠滅しょうこいんめつあとだろ。俺たちに見られたらまずいものを、水で洗い流したに決まってる。シャッターを開けてる理由は……見た感じ、さびがひどいから、教員寮の一〇二号室みたいに、かぎが機能していないか、単純に濡れたガレージをかわかすためか……いずれにせよ、もう俺たちに調べられても問題ないって、たかくくってるみたいだな」

「それじゃあ……やっぱり」

「神域とガレージ、二箇所の証拠隠滅は、村ぐるみの犯行だ。帆乃花ほのかが今朝言ってたように、連中にとっては『一刻も早く〝憑坐よりましさま〟に供犠くぎささげること』が最重要で、殺人事件の捜査で二度目の〝姫依祭ひよりさい〟を遅らせている俺たちは、たとえ敬意けいいを払うべき『現人神あらひとがみ』であれ、目の上のたんこぶってわけだ。……けどな、平均年齢が高い因習村いんしゅうむらの住人たちにとって、昨夜から明け方までの間に、神域から木船の残骸ざんがい撤去てっきょして、親父の遺体いたい始末しまつするだけでも、相当な重労働だったはずだ。完璧な証拠隠滅なんて、あり得ない。絶対に、消しそびれた痕跡こんせきがあるはずだ。――ほらな」

 ガレージに踏み込んだ凛汰は、木材が積まれた一角いっかくで立ち止まり、天井付近の壁に目をめた。そろりとついて来た美月が、凛汰の視線を追って、息をむ。

「あれって……まさか」

血痕けっこんだ。下方から上方に向けて、勢いよくねたような形状だな。天井にも、細かい飛沫ひまつが残ってる。もう乾ききってるから、そこそこ時間は経過してるぜ。壁にも放水の痕跡があるけど、高所をよごした血飛沫ちしぶきは、連中に見落とされたみたいだな」

「あの血は、嘉嶋かしま先生の……?」

「可能性は、かなり高いぜ。木船を保管していたガレージなら、死んだ親父を帆柱ほばしらくくりつけるには、うってつけだ。まあ、別の人間の血液って可能性もゼロじゃないから、科学捜査を頼りにできない現状では、決定的な証拠にはならないけどな。……美月?」

 美月が、その場にしゃがみ込んだ。垣間見かいまみえた顔色は真っ青で、こめかみには汗がにじんでいる。眼前がんぜんの光景は、美月には刺激しげきが強かったのかもしれない。おのれ配慮はいりょ不足に思い至った凛汰も、渋面じゅうめんを作ってかがみ込んだ。「俺につかまれ」と美月に声を掛けて、返事を待たずに肩を貸すと、早足でガレージから脱出した。

「ありがとう……このガレージ……火薬かやくかな、それとも灯油とうゆかな……変な匂いがしたから、気分が悪くなったみたい」

 深呼吸を繰り返した美月は、ふらふらと凛汰から離れた。まだ青ざめた顔からは、相当の疲弊ひへいうかがえた。三隅の予言めいた台詞せりふが、脳裏で鬱々うつうつと反響する。

 ――『〝神がかり〟は巫女みこの命をけずる行為だ。良からぬモノを身体に降ろし続ければ、活路かつろを開けないまま、美月ちゃんは死ぬ』

「……美月。もしかして、また記憶が途切れかけたのか?」

 凛汰の問いかけを聞いた美月が、顔を強張こわばらせたときだった。

 突如とつじょとして、山の方角から――血がこおるような絶叫ぜっきょうが、声をさえぎるものが何もない寒村かんそんを、すかんと突き抜けて木霊こだました。男性が発したと思しき悲鳴は、激しい恐慌きょうこうで裏返り、誰の声なのか判別はんべつ不能だった。記憶の声と照合しょうごうして、悲鳴のぬしを凛汰が割り出した瞬間に、美月が愕然がくぜんの声で名を当てた。

「この声……大柴おおしば先生っ?」

「場所は、どこだ!」

 凛汰の怒鳴り声に呼応こおうするように、あちこちの民家から村人たちがまろび出てくる。皆一様に何事かをわめきながら――教員寮と禁則地きんそくちへだてる山を指さして、大慌てで移動を開始した。まるで今朝の再現のような光景が、嫌な予感を加速させた。

 凛汰が、隣に「走れるか」と短く問うと、「うん」と答えた美月が、時間を惜しむようにけ出した。凛汰も、すぐさま走り出す。昨日よりは冷気をはらんだ風を切り、高齢の村人たちを追い抜いた際に、美月が祈るように呟いた言葉が、耳朶じだを打つ。

「お願い……もう、誰も、死なないで……!」


     *


 悲鳴の発生源は、予想通りの場所だった。田畑と教員寮をつなぐ一本道の真ん中で、シャツとズボンにベストを合わせた男が、腰を抜かしてふるえている。「誰か……誰かァ!」と半狂乱はんきょうらんわめきながら、き出しの砂地で芋虫いもむしのように藻掻もがく男は、周囲の目にはよほど不気味にうつるのか、現場に集まり始めた老人たちは、誰一人として教員寮に近づかない。大柴誠護おおしばせいご醜態しゅうたいを、遠巻きに取り囲んで見つめている。

 地面をいずり回る大柴に気づいた美月も、村人同様に顔色がんしょくくしていたが、凛汰は全くひるまなかった。人垣ひとがきを抜けて、砂地を大股おおまたで歩き、大柴を傲然ごうぜんと見下ろした。

「状況を説明しろ」

「……し……しんで……死んでる……」

 ガチガチと歯を鳴らした大柴は、うるんだ垂れ目を見開いて、れた大声でうったえた。

「死んでる……間違いない……死んでるんだ……あの人が! 教員寮の二階で……〝まれびと〟の、記者さんが!」

 刹那せつな聴覚ちょうかく鈍磨どんました。村人たちが騒ぎ出す声が、ずいぶんと遠く、くぐもって聞こえる。意識を海中に沈められたような感覚を、理性で無理やり制圧せいあつして、凛汰は辺りを観察した。大柴は手ぶらで、所持しょじしていたはずのキャリーケースは見当たらない。

「荷物をまとめて出ていったはずのあんたが、なんでここにいるんだ?」

「わ、忘れ物をしたから、一〇一号室まで、取りに戻ったんだよ……」

「さっき、あんたは『二階で記者が死んでる』って言ったよな。一階に住んでるあんたが、どうして二階の死体を発見したんだ?」

「それはっ……二階から、物音が……いや、声……そう、うめき声が聞こえたんだよ! だから、これは只事ただごとじゃないと思って、様子を見に行ったら……二〇一号室の扉が開いていて、気になって室内をのぞいたら……記者さんが……!」

「――おい、まだ息があるのかっ?」

「手遅れだったよ、もう……僕が行ったときには、手のほどこしようが……ううっ……」

 大柴は、嘔吐おうとこらえるように口をつぐんだ。こぶしを握り込んだ凛汰は、淡々たんたんと「お前の証言が正しいか、今すぐ確認しに行く。ついて来い」と言って、歩き出した。背後を振り返り、ギャラリーの村人たちにも「俺が信用できないなら、お前らも来いよ」と呼び掛ける。誰もが尻込しりごみする中で、迷いなく凛汰の隣に並んだのは、美月だった。

「行こう、凛汰。大柴先生も、来てください。……ちゃんと、確かめなきゃ」

 おのれに言い聞かせるような声は、おびえを使命感しめいかんで殺そうとしているのが明らかでも、凛汰と共に櫛湊村くしみなとむらを出ると決めた昨夜のように、りんまされていた。

 大柴も、教え子にうながされたことで、多少は冷静さを取り戻したらしい。よろめきながら立ち上がり、教員寮に向かう凛汰と美月について来る。村人たちも、ぞろぞろと後を追ってきた。狭いエントランスの薄暗がりに、大勢の人間で踏み込んで、急いで二階に駆け上がり、短い廊下の突き当りに位置する二〇一号室を見た瞬間――大柴が、化け物にでも出くわしたような顔で「嘘だ……」と声を上げた。

「どうして、扉が閉まってるんだ……! さっき僕は、扉を開けっぱなしにしたまま、ここを離れたはずなのに!」

 喚く大柴を無視した凛汰は、二〇一号室の正面に駆け寄って、扉のレバーハンドルに手を掛けた。ガチッ、とかたい音と手応てごたえが返ってくる。――施錠せじょうされている。

「クソッ……三隅さん! 三隅さん! 三隅さん!」

 生存せいぞんの可能性にけて叫んだが、扉の向こうは沈黙している。隣にやって来た大柴も、震える右手でレバーハンドルに取りついて、ガチャガチャとひとしきり音を鳴らした。凛汰は「合鍵あいかぎは!」と訊きかけて、昨日の夕方の会話を思い出した。――凛汰に二〇二号室の鍵をたくした嘉嶋礼司かしまれいじは、『合鍵はない』と言っていた。他の部屋も同様に、合鍵がない可能性が高かった。

「……扉を破るぞ。最後の一人になった〝まれびと〟の命令だ。――手伝え!」

 声を荒げると、ガクガクと頷く大柴のそばに、数名の老翁ろうおうも集まってきた。だが、凛汰が「せーの、で扉にぶつかるぞ。せーの……!」と叫んだところで、後方からアルトの声が「外開きの扉に体当たりなんかしたって、簡単には開かないよ?」と、のんきな調子でいさめてきた。死神しにがみ彷彿ほうふつとさせる黒衣こくいの学ラン姿の少年が、階段から悠々ゆうゆうと姿を現すと、凛汰から少し離れた所にいた美月が、茫然ぼうぜんの声で名を呼んだ。

梗介きょうすけくん……」

「やっほー、美月ねえ。さわぎは、村のみんなから聞いたよ。凛汰ぁ、こっちまで下がりなよ。猟銃りょうじゅうを持ってるお爺さんに、扉を吹っ飛ばしてもらうからさ」

 ニコニコと笑う蛇ノ目梗介じゃのめきょうすけの背後には、猟銃を持った老人が立っていた。凛汰は言い返そうとしたが、梗介が「非常事態だよね?」と言葉を続けるほうが早かった。

「外から二階の窓を割るにしても、今から梯子はしごを探しに行く時間はしいでしょ? 別に記者さんの死に顔なんて、僕は興味ないけどさぁ――もし、そこのクソ雑魚ざこ教師の証言が適当で、まだ記者さんが生きてるなら、一刻も早く助けてあげなきゃ、まずいよね……? 死にかけの〝まれびと〟を見殺しにしたら、村人の僕たちは、もっと〝憑坐よりましさま〟の怒りを買うんじゃないかなぁ……?」

 村人たちは、露骨ろこつ畏怖いふで顔を引きらせた。「早く、扉を破れ!」「跳弾ちょうだんに気をつけろ!」などと言い捨てて、我先にと一階へ避難ひなんしていく。梗介も、階段を下りながら「扉の蝶番ちょうつがいと、鍵穴辺りをねらってねー」と指示を飛ばしたので、舌打ちした凛汰も、廊下で固まっている美月の腕を引いて駆け出した。

「離れるぞ! 耳をふさげ!」

 階段の中ほどで美月もろとも強くせて、両手で耳を塞いだが、それでも三発の弾丸だんがんぜる音が、鼓膜こまくにぶく刺激した。硝煙しょうえんの香りが、鼻孔びこうを抜ける。

 立ち上がった凛汰は、誰よりも先に二階へ駆け戻ると、銃弾じゅうだんを受けてゆがんだ扉を蹴破けやぶって、閉ざされていた二〇一号室に突入した。そして、大柴が言った『手遅れ』の意味を、自分自身の目で確かめた。

 紙束と書籍で散らかった部屋の左側に、さがしていた男はいた。背中を壁にあずけて、長い両足を床に投げ出して座っている。ハナカイドウの花のようにうつむきがちな横顔は、緩いウェーブが掛かった長髪で隠れていた。無造作むぞうさにくくっていたはずの黒髪は、すっかりほどけていて――吐瀉物としゃぶつにまみれたズボンのサスペンダーと白シャツの上で、夜半やはんの海のように波打っている。酸性さんせい悪臭あくしゅうが、煙草たばこの甘い匂いをくぐって、鼻をいた。

「三隅さん」

 男の名を呼んだ凛汰は、土足どそくのまま部屋に入り、微動びどうだにしない男の隣で、腰をかがめた。伸ばした右手を、男の頸動脈けいどうみゃくにぴたりと当てる。まだぬくもりが残る首からは、脈拍みゃくはくを感じ取れなかった。扉まで駆けつけた美月が、ひゅっと息を吸い込む音がした。

「三隅さん……」

 窓から入る光の帯が、亡骸なきがら白々しらじらと染め上げて、影を黒くえがく。口のから唾液だえき反吐へどつたう死に顔は、ひどく安らかなものだった。極楽浄土ごくらくじょうどへの道を見つけて、俗世ぞくせへの執着しゅうちゃくこそぎ捨て去ったような清廉せいれんさが、外光がいこう無機質むきしつに映した双眸そうぼうに宿っている。五指ごしからみ合わせた両手は、力なく下腹部かふくぶに落ちていた。まるで、この二〇一号室で説明を受けた入定にゅうじょう――断食だんじきめといった苦行くぎょうおのれすことで、即身仏そくしんぶつとなった八尾比丘尼やおびくにを連想させるむくろに、凛汰はいきどおりを込めた声で、問いかける。

「……どうしてだ……?」

 どうして〝まれびと〟たちは、満ち足りた顔で死んでいくのだろう。薄ら笑いで黄泉よみへと旅立った三隅真比人みすみまひとは、生前の饒舌じょうぜつさがうそのように、もう何も語りはしなかった。

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