2-3 詐称

「何を言ってるんですか。俺は十五歳ですよ」

 凛汰は憮然ぶぜんと言い返したが、三隅みすみは引き下がらなかった。「本当かなぁ?」とわざとらしい口調で言って、ボストンバッグをげた凛汰の肩から、かたくなに手を離さない。

「君の荷物の中身、勝手に見させてもらったよ。備蓄食びちくしょくが大量にあるし、防災グッズまで準備万端だったからさ、おじさんびっくりしちゃったよ。寒村かんそんに父親をむかえにきた十五歳の荷物にしては、ちょっと物々ものものしいよねぇ」

 唇を結んだ凛汰は、思考をめぐらせた。三隅は、いつ凛汰のボストンバッグの中身を見たのだろう? 荷物は、肌身離さず持ち歩いていたが――思い返せば一度だけ、凛汰は荷物を手放した。昨夜の〝姫依祭〟で、演舞えんぶ披露ひろうする美月を乗せた木船きぶねに、村人たちが火を放ち始めたときに――三隅と会話していた凛汰は、その場にボストンバッグを放り出して、村人を突き飛ばしながら木船に走った。

「気になることは、まだあるよ。凛汰くんってさ、櫛湊村くしみなとむらの食べ物を、一度も口にしていないでしょ。〝姫依祭ひとりさい〟のあとで開かれた会合が終わってから、楚羅そらさんたちが食事を勧めてくださったけど、君はきっぱりと断っていたね。料理に毒でもられてると思った? それとも――黄泉戸喫ヨモツヘグイを警戒したのかな?」

「ヨモツヘグイ……」

 告げられた台詞せりふを復唱した凛汰に、三隅はニタニタと笑いながら「昨夜の〝姫依祭〟で、父君がイエス・キリストのごとくはりつけにされたにもかかわらず、凛汰くんの行動は立派だったねぇ」と言って、れかけた会話の軌道きどうを修正した。

「家族を殺害された怒りにまれずに、強い意思で自我じがたもち、烏合うごうしゅうげきを飛ばして、炎上する木船から脱出する……美月ちゃんを救おうという使命感が、君を君のままでいさせた可能性はあるけどさ、それにしたって年齢に不相応な冷静さだと言えるよねぇ。僕が十五歳のときって、その瞬間の『最善』を、君ほど機敏きびんに選べなかったよ?」

「それは、十五歳の三隅さんが未熟だったって話ですよね。俺は優秀なんです」

「言うねぇ。ますます怪しくなったよ。君が本当に十五歳だとして、何が君の内面を成熟させたのかな。一刻も早く大人にならざるを得ないほどの、苛烈かれつな地獄でも見てきたとか? でも、美月ちゃんの生い立ちには感じた悲愴感ひそうかんが、君からはただよってこないんだよねぇ。君だって親を亡くしたわけで、つらい思いをしているのにね。君の精神は、なぜ強靭きょうじんなのか。その答えは、君の目が物語っているのさ。人生の艱難辛苦かんなんしんくを乗り越えて、健全に成長してきた人間の目――自立じりつした人間の目なんだよ、君の目は。十五歳の子どもが、早々に見せる目つきじゃない」

「見た目で難癖なんくせをつけてきたんですか。三隅さんが、俺を過大かだい評価してるだけ……」

 反論の台詞せりふは、最後まで言わせてもらえなかった。三隅の左手が伸びてきて、凛汰の両頬を鷲掴わしづかみにする。唇を強制的に閉じられたまま、あごを上に向かされた。肩から外れた三隅の右手が、凛汰の髪をき上げてくる。煙草たばこの香りが、鼻孔びこうかすめた。

「君の茶がかった髪、いかにも地毛ですぅって言いたげな色だけど、染めてるね。嘉嶋かしま先生の髪色に似せたのかな? 髪なんか染めなくても、君の横柄おうへいな態度を見れば、嘉嶋先生との親子関係を疑う人はいないのに、それでも家族の繋がりを強調したのは、敬意を払われる〝まれびと〟とはいえ、部外者である自分自身を、少しでも無害な存在に見せようと狙ったからかな。君なりに工夫したようだけど、策士策さくしさくおぼれるって言葉が示すように、何事もやり過ぎはよくないよねぇ。痛くもない腹を探られるよ?」

 三隅は、凛汰の髪からは手を離したが、両頬からは手を離さなかった。口が利けない凛汰の顔を、しげしげと無遠慮ぶえんりょに眺めてくる。

「君は小柄こがらだし、幼く見られる女顔おんながおだから、十五歳でも通っちゃうよねぇ。傲岸不遜ごうがんふそんな振る舞いと相まって、もっと下の年齢だと考える人もいるだろうけど、僕のかんでは、君は美月ちゃんよりも歳上だね。本当の年齢は、十六歳、十七歳、十八歳……さすがに、これより上はないかな。どう? この中に正解はある?」

「セクハラで訴えますよ」

 頬を押さえつけていた三隅の手を、凛汰は両手でがして文句を言った。そして「俺は十五歳です」と再び主張したものの、三隅は肩をすくめてニヤついた。

「じゃあ、学生証を見せてよ。持ってるんでしょ?」

「持ってません。中学校は卒業したから持つ意味がないし、高校はまだ入学してませんから」

「便利な言い訳だねぇ」

「そもそも、俺が年齢を詐称さしょうするメリットなんか、何もないじゃないですか」

「あるよ? 例えば、おのれを幼く見せることで、自分は無力な未成年で、取るに足らない子どもなのだと、村人たちにアピールできる。十五歳の学生という肩書かたがきは、君を取り巻く者をあなどらせて、君を守るよろいになるわけだ。でも、この恩恵おんけいは『ついで』かな。君が年齢を詐称する理由は、別にあるんじゃない?」

 三隅は、廃屋はいおくの一つに視線を投げると、薄暗い笑い方をした。

「美月ちゃんと、仲良くなるためだ。当たりでしょ?」

 村を包んでいた朝霧あさぎりが、風に吹き流されていく。一つに束ねた長髪を揺らした男は、持論を滔々とうとうと語り続けた。

「美月ちゃんは、真面目で礼儀正しい女の子だよねぇ。それに、養女として村に引き取られたという境遇きょうぐうの所為か、自己主張がひかえめだ。凛汰くんが自分よりも歳上なら、礼節れいせつを弁えた接し方をしただろうねぇ。少なくとも、今みたいな距離感で、君と話すことはなかったはずだ。君が美月ちゃんから引き出せる櫛湊村の情報は、量が大幅に減っただろうね。ああ、気になる女の子と仲良くなるためには、初手しょてで身の上話を聞かせることも効果的かなぁ。例えば――なぜ自分は、嘉嶋かしま先生を東京に連れ戻したいのか、とかね。特別な話をしてくれた相手には、彼女も心を開きやすい。村には美月ちゃんと同い年の子どもがいないし、同年代の帆乃花ほのかちゃんとも良好な関係を築けなかった。疎外感そがいかんかかえた彼女は、人との交流にえていた……」

「……。何が言いたいんですか」

「君さ、那岬町なみさきちょう前泊ぜんぱくしたんだよね。いや、前泊というより、潜伏せんぷくという表現のほうが適切かな? そのときに、櫛湊村について念入りな情報収集をしたんじゃないの? まれびと信仰しんこうのことも、怪しげな奇祭きさいのことも、隣町の人たちから話を聞いて、ある程度は知ってたんじゃない? で、いざ櫛湊村に来てからは、情報の信憑性しんぴょうせいを確かめるために、好奇心旺盛こうきしんおうせいな若者をよそおって、村人たちに話を聞いて回っては、答え合わせをしていた、と。ああ、君の姿を見た村人が、手をり合わせておがんできたと思うけど、理由が『まれびと信仰』だってことも、どうせ最初から予想してたんでしょ?」

「まるで、俺の行動を見てきたように語るんですね」

「それくらい分かって当然だよ? 僕だって記者として、那岬町なみさきちょうでも取材をしてきたんだから。隣町の人たちは、愚痴ぐちを言える相手ができて嬉しかったんじゃないかなぁ。〝憑坐よりましさま〟をあがたてまつる櫛湊村のことを、たいそう不気味に思っていて、できるだけ関わりたくないという本心を、丁寧に教えてくださったよ? ま、これも当然の感想だよね。櫛湊村は、那岬町よりもはるかに規模が小さな寒村なのに、死者・行方不明者の数が、あまりにも多すぎるんだから。……ともあれ」

 三隅は、罪をあばき立てる探偵のように、心底楽しげに推理を展開した。

「君は、那岬町の人たちから、こんな助言を聞かされたんじゃない? ――『櫛湊村の人たちが信奉しんぽうする〝憑坐さま〟についてくわしく知りたいなら、海棠かいどう家を訪ねるといい』ってね。『ただ、ちょうど〝姫依祭〟の季節なので、海棠夫妻は準備に追われている。昨年に養女として村に来た少女なら、君と年齢が近そうだし、大人たちほど忙しくはないはずだ。来訪者を歓迎する村だから、よほどの失礼を働かない限りは、親切に教えてくれるだろう』……と。大方こんなところかな? 櫛湊村に来た君は、真っ先に神社を目指したそうだし、美月ちゃんに接触するつもりだったんでしょ?」

「何のために?」

「誰が敵で、誰が味方か、判断できなかったからじゃないかな。君さぁ、嘉嶋先生が櫛湊村に逗留とうりゅうしていることを知ったときから、予感してたんじゃない? ――『嘉嶋先生が、この村で危険な目にうかもしれない』ってことをね」

 凛汰は、返事をしなかった。三隅は、ニヤニヤと笑い続けている。

「警戒心をかなり高めた態勢で、櫛湊村という敵地てきちに乗り込んだ君は――味方が欲しかったんだよ。君から父君を奪うかもしれない因習村いんしゅうむらで、絶対的に信用できる味方が、ね。そして、美月ちゃんが村の思想に染まっていないことを知った君は、味方として利用することにした。……でも、この展開は予想外だったんじゃない? 嘉嶋先生をみすみす死なせたことも、村に滞在中の手駒てごまとしか見ていなかったはずの美月ちゃんを、正真正銘の味方として、自分の手元に置こうと決めたことも。それってさ、嘉嶋先生の遺言ゆいごんだけが理由じゃないよね。情がいちゃった?」

「マトモな人間が、イカレた因習村で食い物にされかけてたのが、見ていて腹立たしかったのは事実ですよ。それ以外は、全て三隅さんの妄想もうそうですね」

「そこしか認めないんだ? まあ、君との会話は、僕にとって収穫だったよ。君は、僕と同じ穴のむじなで、櫛湊村の人たちにとって、全く信用ならない来訪者だということが、よく分かったからねぇ」

「俺が信用に足る人間か、試してたんですか」

「僕はただ、真実を追求したいだけだよ? 凛汰くんのことは、別に悪人だとは思ってないし。でも、君は目立ち過ぎたよねぇ。君を無害な学生だと見做みなす者は、もうこの村には一人もいないってことは、覚悟しておいたほうがいいんじゃない?」

 三隅は、ようやく凛汰から離れた。眉根を寄せた凛汰が「覚悟が必要な理由は?」と切り返すと、牧歌的ぼっかてきな声で「命の危険があるからさ」と返ってくる。

「君ほど利発りはつなら、猟銃りょうじゅうを向けられる前から察していたと思うけど、この村に蔓延はびこっていた『まれびと信仰』は、以前よりも薄れているよ。かつては活気と共に村を満たしていたはずの信仰を、形骸化けいがいかさせた原因が何なのか、君には分かるかな?」

 凛汰は、うんざりしながら「はい」と答えた。〝まれびと〟を大切にしようという村人たちの気持ちを、薄れさせた原因なら――今まさに、凛汰の目の前に立っている。

「一人目の〝まれびと〟と二人目の〝まれびと〟が、村人たちにとって歓待かんたいには値しない無礼者ぶれいものだったからですよね。クソ親父と三隅さんが村にもたらしたものは、油彩画『楽園の系譜けいふ』と、〝姫依祭〟で〝まれびと〟が死んだという迷惑千万めいわくせんばんな現実で、福の代わりにわざわいをき散らしているようなものですから。その所為で、村人たちの信仰心にカビが生えたってことですね」

「ご明察だけど、もっと言葉を選んでくれてもいいんじゃない? あと、同じ穴のむじなだって言ったでしょ? 三人目の〝まれびと〟も、相当な無礼者だよ? でも、ここは謝っておくところかな。……ごめんねぇ。〝まれびと〟の価値が下がったのは、僕の今までの振る舞いの所為だねぇ。君のお父さんの所為でもあるけどさ」

「……くたばってからも、人に迷惑をかけてんじゃねえよ、クソ親父」

「本当に、悪いと思っているんだよ」

 そう答えたときだけ、三隅の陰湿な笑みから灰汁あくが抜けたような気がした。表情を観察しようとすると、三隅は凛汰に背を向けた。

「身の危険を感じたときは、教員寮に籠城ろうじょうすることをお勧めするよ。ああ、でも困ったな。籠城にあたって、村人の大柴おおしば先生が邪魔だねぇ。まあ、彼は櫛湊村の住人だし、他に泊めてもらう場所なんて、いくらでもあるだろうからさ。避難ひなんシェルターは、我々〝まれびと〟と美月ちゃんにゆずってもらうことにしようかな」

「あの先生を、寮から追い出すんですか」

「反対かな?」

「いえ。賛成です」

「君って、いい性格をしてるよねぇ」

 三隅は、可笑おかしそうに噴き出した。そして、村の方角へ悠々ゆうゆうと歩き去ろうとしたから、凛汰は「三隅さん」と呼び止めた。

「海棠楚羅そらと、海棠浅葱あさぎには、気をつけたほうがいいですよ」

 三隅が、足を止めた。いよいよ消えかけた霧の中で、凛汰をゆっくりと振り返る。笑みを顔からぬぐい去った男を見つめた凛汰は、淡々と言葉を繋いでいった。

「特に、海棠楚羅。宮司ぐうじの海棠浅葱は、美月に害意がいいはなさそうですけど、〝姫依祭〟において海棠楚羅の手駒のような立ち位置に甘んじている以上、あいつも警戒すべきです。屈強くっきょうな浅葱さんがクロだった場合、俺の体格じゃ太刀打たちうちできないしな」

「……ふうん。どうして君は、海棠夫妻ふさいを警戒するのかな?」

「さっき三隅さんが言ったように、櫛湊村に来た俺は、真っ先に海棠神社を訪ねました。そのときに、俺の対応をした人間は、美月、楚羅さん、浅葱さんです。楚羅さんの発案で、美月を道案内につけてもらった俺は、村のどこかにいる親父をさがし始めました。海棠夫妻は、俺が『親父を捜していた』ことを知っていたのに――〝姫依祭〟が始まる前の夕方に、俺と美月が海棠神社に戻ったとき、あの二人の態度は変でした」

 これしきの違和感には、もっと早く気づくべきだった。してやられた怒りを覚えながら、凛汰は苦虫にがむしみ潰した顔で吐き捨てる。

木船きぶねを迎えに行くと言って出掛けた浅葱さんも、しばらくしてから海棠家の居間に入ってきた楚羅さんも、俺に『嘉嶋先生と会えたか?』とは訊きませんでした。あの二人が実行犯じっこうはんかどうかは、まだ不明です。でも、少なくともあの時点で、楚羅さんと浅葱さんは知ってやがったんだ。――嘉嶋礼司かしまれいじが、もう死んでいることを」

「……貴重で素敵な情報を、なぜ僕に教えてくれるのかな。もし海棠夫妻がクロで、さらに僕が二人と共謀きょうぼうしていたら、君と美月ちゃんの身が危ないよ?」

「あんたみたいなおしゃべりな人間と、共犯関係を結んだり、信頼しようなんて考える奴は、よっぽどの酔狂すいきょうか、何も考えていない馬鹿か、美月みたいに純真無垢じゅんしんむくな人間だけです。……あんた、早死にしそうだから。三隅さんの目的は分かりませんけど、寮から大柴おおしばって先生を追い出そうとするくらいには、俺と美月に死なれたくないって思惑おもわくけて見えたことは、俺にとって収穫なんで。その礼ですよ」

「……参ったなぁ。喋りすぎちゃったか。ちょうどいい加減が難しいねぇ」

 破顔はがんした三隅は、謎の台詞せりふを呟いてから、改まった口調でうそぶいた。

「じゃあ、僕からも君に一つ、いいことを教えてあげよう。この村の飲み水や食べ物は、安全だよ。嘉嶋先生と僕も、村で振る舞われた食事を今までこばまなかったけど、身体には何の害もなかったよ。もちろん、美月ちゃんも同様だ。――昨日まではね」

「……昨日までは?」

「〝まれびと〟が死んだ〝姫依祭〟は、現世うつしよ幽世かくりよへと塗り変える……ここはすでに黄泉よみの世界だと割り切るくらいの覚悟が、今後は必要になるってことさ。嘉嶋先生が君たちに遺してくれた食料は、文字通り生きるかてになるだろうねぇ。とはいっても、本当に『食べてはいけない』ものは一つだけだから、神経質になる必要はないし、いざとなれば『それ』以外は、何を食べても平気だと思うよ……?」

「……。三隅さんは、やっぱりただの記者じゃないですよね。何を、どこまで、知っているんですか」

 凛汰が、目つきをけわしくしたときだった。背後から「凛汰! 三隅さん!」と聞こえてきたので、会話を中断して振り返ると、美月がこちらに駆けてくる。三隅につかまった所為とはいえ、結果として凛汰は、猟銃を人に向けた犯罪者の元へ、美月を一人で行かせたのだ。油断ゆだんを自覚して苛立いらだつ凛汰をよそに、三隅は笑顔で「美月ちゃん、おかえりー。物騒ぶっそうな村人さんは、君の指示を守りそう?」と訊いている。

「はい。今だけは……でも」

 美月は、歯切れ悪く答えてから、先ほどの三隅のように、村の方角を振り向いた。視線を追った凛汰も、緊急きんきゅう事態を理解する。

 霧が晴れたことで、ハナカイドウの花をながめやすくなった風景の中で――数人の村人たちが、ひどく慌てふためいた様子で、一点を目指して移動している。

「向こうで、何かあったみたい……」

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