はー、なるほど。「まれびと」の犠牲1人につき村人からも死人が出る。
でもある意味で、村人が容疑者から外れたことになる……とはいえ、まだ間接的な論理ですが。犠牲者を選ぶ時に意図的に特定の人物へ注意を向けさせることができれば全自動で殺したい人を殺せますしね。
ただまぁ、より自然なルートで考えるなら「まれびと」の中に犯人がいる、という論理でしょう。「まれびと」1人につき村人が犠牲になるシステムなら、村人を殺害したい「まれびと」がいれば憑坐さまの名の下に人を殺せる。凛汰か三隅さんですね。怪しい行動をとっているのは凛汰かな。口にするものへの警戒心、そして「前以て姫依祭について知っていたかのような行動」。何よりメタ的な話ですが、「主人公だから死ぬことがない」。三隅が死ぬのは確定で、この後に誰が続いて殺されるかということになる。
「まれびと」が死ぬ度に「まれびと」含めた死ぬ人間は3の倍数。ちょうど登場人物が3×3でしたね。「まれびと」3人を除くと6人。帆乃花梗介で2人、神職3人に教師で4人。「まれびと」が3人死んだケースを考えると少し数字が余りますが……。そしてこの計算だと美月を殺すことになりますが、美月への動機が隠されているだけでこれから明らかになる可能性もあります(これもメタ的な視点ですけどね)。
ただこの推理だと油彩画の考慮が欠けるんですよね。この材料どうしたものか……まだ考察の余地はありそうで、もうワクワクしっぱなしです! すごいなぁ、こんな話を書かれるなんてやっぱり天才か……!
にしても因習村の独特な、ある種カルト的な雰囲気を描くのがお上手ですね……! ゆずこさんの濃厚な文が重なるとより恐ろしさや狂信さが増します。闇ゆずこ、もう片鱗を見せ始めたか(まだかもしれませんが)……? とにかく雰囲気の濃さ、そして心に迫ってくる感じがすごい! プロの作品より味わい深い気がします!
僕の考察がどこまで行っているか分かりませんが(考えに入れられていない要素もまだまだたくさんありますし)、少しでも核心に迫れていたらいいなぁ、なんて。普段ミステリー読む時は大外れが多いので、期待薄ですけどね!
続きも楽しみにしています!
作者からの返信
飯田さん、コメントありがとうございますー! いつも考察コメントをわくわくしながら読ませていただいております(*ฅ́˘ฅ̀*)
>「まれびと」1人につき村人が犠牲になるシステムなら、村人を殺害したい「まれびと」がいれば憑坐さまの名の下に人を殺せる。
ギャッ!! 賢い!!! と声が出ました。そこに気づいてしまいましたか……そうなんですよ、それができてしまうシステムなんですよねえ……。問題は、凛汰と三隅に、それをやる意思があるかどうか。
>口にするものへの警戒心、そして「前以て姫依祭について知っていたかのような行動」
飯田さんの中で、凛汰に対する疑惑が深まりつつあるようですね……! そして、三隅は確定で死ぬと思われているところが、すずめさんと同じで笑いましたw 飯田さんが書いてくださったように、まれびとが全員死ぬ場合、結構な数の犠牲が出ますよね。しかも、美月も犠牲になるかもしれない。本当に、誰が生き残って、誰が犠牲になるのでしょうね……ふふふ( ˘ω˘ )今のところ、一度見たきりの油彩画も、これからまた何か絡んでくるかも……?
こういう、文字通りの命懸けで、推理を展開していくタイプの物語が、昔から大好きでした。なので、こうして自分で生み出せたことが嬉しいですし、飯田さんにワクワクしっぱなしと言っていただけて、嬉しさが2倍になりました!
あと、カルト的な雰囲気にも、お褒めの言葉をいただけて嬉しかったですー!!! 闇ゆずこは、梗介初登場回くらいから片鱗を出していましたね、ふふふ( ˘ω˘ )もっと加速していけるよう、闇の描写に磨きをかけていきます!
(飯田さんの考察の中に、今回だいぶ掠っていて、めちゃくちゃ惜しいものがありましたよ……!)次話の1章最終話も、楽しんでいただけますようにー!( ᷇࿀ ᷆ )♡
電話線が切られる。
今ここに、六軒島と同じ状況が。
本土の村だけど、六軒島と化してしまいました。
……それでいて、かつての雛見沢のように、ムラ社会の暗部がここに。
憑坐さまの仰せのままに
……タイトル回収でありながら、ここまで不気味に響くとは。
人が一人死んでいるのに、まずは祭り。まずは儀式……。
それにしても、凛汰的にはパパ上は「父」ではなくて「稀代の画家」なんですね……。
素直なのか、素直でないのか^^;
面白かったです。
旧年中はお世話になりました。
今年もよろしくお願いします。
ではではノシ
作者からの返信
四谷軒さん、あけましておめでとうございます!
電話線が切られて、陸の孤島となってしまいましたね……実は、前回のエピソード~電話線のくだりあたりまでは、うみねこの処刑用BGMをかけながら書いておりました(笑)ぴったりでしたね……( ˘ω˘ )確かに、かつての雛見沢のようなムラ社会の暗部……!
タイトル回収を、不気味に演出できてホッとしました( •̀ᄇ• ́)ﻭ✧そう、まずは儀式なんですよね……人が死んでいるのに……
>素直なのか、素直でないのか^^;
それ!!なんですよね!!! お伝えしたいニュアンスで表現できたことが、めちゃくちゃ嬉しいです! 本当に、素直なのか、素直でないのか( ˘ω˘ )
こちらこそ、旧年中はお世話になりました。今年もよろしくお願いいたします! 第1章は、次話がラストです!
人一人死んでるのに、さも当然のように祭りを続行しようとする村人たちの反応が怖すぎですね。
特に楚羅さん。憑坐さまを美月ちゃんに継承できたことが嬉しそうですらある。彼女の化粧の濃さが冒頭から気になっていたんですが、化粧で隠さねばならない何かがあるんでしょうか。
まれびと一人につき、村人二人。差し出す=死なんでしょうけど、死人は必ず三の倍数になりますね。
たぶん三隅さんも死にそうなので、更に村人の犠牲者も増えそうです。
儀式とやらがどんなものなのか、この先も楽しm……恐ろしいですね……
作者からの返信
すずめさん、あけましておめでとうございます!( ᷇࿀ ᷆ )♡
うっすらとヤベー奴な雰囲気を出していた村人たちが、もはや決定的にヤベー奴感を出してきましたね……特に怖い人として、楚羅の名前が挙がったことが嬉しかったですね……!
>彼女の化粧の濃さが冒頭から気になっていたんですが、化粧で隠さねばならない何かが……
楚羅の顔を気にしてくださったのは、すずめさんが初です!!(お化粧について作中で描くときは、すずめさん作品のメイクシーン素敵だったな~と思い出すことが多いです(*´з`))
楚羅について、冒頭では「厚化粧」という印象を持った凛汰も、今回は冒頭とは異なる違和感を持って、ガン見していたようですね。ナイーブな性格だと、こういう行動は取れないので、主人公がメンタルゴリラでよかったなと改めて思いました( ˘ω˘ )
>たぶん三隅さんも死にそう
笑ってしまいました( ˘ω˘ )死亡フラグが立たないほうがおかしいレベルの言動ですもんね、彼は……( ˘ω˘ ) 明らかに死人が続出しそうな奇祭の行方を、引き続き楽しんd……怖がっていただけるように、次話の1章ラストを敲いていこうと思います! 今年もよろしくお願いいたしますー!
編集済
こんばんは。
あけましておめでとうございます。
うーん? 木船に松ヤニとか、燃焼剤のような物を加える描写はなかったですよね。(記憶違いだったらすみません)
だとすると、帆柱が焼け落ちて木船が火だるまになるのは変ですね。
お父さんの縛られた柱が燃えて圧し折れるには、かなりの火勢が必要で、圧し折れるより木船の全体が火だるまになるほうが先のはず。
それほどの火勢の必要のない細い帆柱だったとしたら、そんな物が焼け落ちたからといって木船の全体に引火するのはおかしいですね。
やはり火を強める何かが加えられたと考えるのが自然ですね。
お父さんの遺体を黒焦げにしたいのは何らか理由があるように思いますが、それほど強い火が必要となると、よほど明らかな証拠になるものが残されていた?
それともお父さんの遺体さえ目くらましで、別に燃やし尽くしたい何かがあった?
火が消えた後、お父さんの遺体の状況が分かれば、判断がつくかもしれませんね。
そしてなるほど、村人にとっては受け入れるべき状況なのですね。まれびとの犠牲一人につき、村人は二人という決め事まであるとは。
そういう因習だから盲目的に従っている人も居るのでしょうけれど、真実を知りながらほくそ笑んでいる人も居るわけですね。
それともこの因習そのものが、不要物を消し去るためのものとも考えられます。でも後者だとすると、まれびとや巫女という外部から来た人が多く含まれるのは意味がないような気がします。
――いや、巫女と共に選ばれる誰かが本命で、それ以外は罪のない(失笑)村人に被害を及ぼさないようにする仕組みということでしょうか。
ふむー。とりあえず与するグループが分かれ始めて、人狼ゲームのような様相になってきましたね。はっきり言って怪しいのは全員なのですが、そろそろ少しくらい化けそこねる人も出てくるかもしれませんね。
作者からの返信
雪羽さん、あけましておめでとうございます!
木船、鎮火に失敗するほど燃えたり、損傷しやすかったり……怪しいですよねえ……そのことに関しては、雪羽さんが仰るように描写はありません。凛汰が木船に降り立ったときには、もう木船は燃え始めていて、帆柱周辺も直前まで隠されていたので、主人公の視点で現場を観察することには、限界があったようですね。
>よほど明らかな証拠になるものが残されていた?
>火が消えた後、お父さんの遺体の状況が分かれば、判断がつくかも……
現場検証のために戻るか、別の人物の視点を借りるか……現場をいったん離れる形になった凛汰が、次に取る行動で、未来が変わってくるかもしれませんね(……ただ、現場には村人が残ってるんですよねぇ……(;´∀`))。
>因習だから盲目的に従っている人も居るのでしょうけれど、真実を知りながらほくそ笑んでいる人……
>それともこの因習そのものが、不要物を消し去るためのもの……
雪羽さんが、このシステムの構造の部分に、すでに考察を進めてくださっていることに、とてもびっくりして動揺しました……! こういう因習村の奇祭に放り込まれたら、賢さやメンタルの強さが命運を分けると思うので、得難い視点だなと感嘆しました。
>そろそろ少しくらい化けそこねる人も出てくるかも
ふふふ……( ˘ω˘ )(ちょっと化けそこねていたり、危ない橋を渡ったりしている人は、もう出てきている、かも……?)
ホラーというファンタジー()要素を含むものの、ちょっとした推理要素も織り込んでいる物語なので、人狼のお言葉が嬉しかったです( ᷇࿀ ᷆ )♡キャッキャッ 怪しいのは全員!笑 雪羽さんに探偵の才能を感じた新年でした! 今年もよろしくお願いいたします!
編集済
村の古い因習のために、生贄を捧げるだけでも今どき常軌を逸していますが、自分たちが助かるためには前途ある若者を平気で差し出そうとする村の年輩者たちに、苛立ちが募ります……。
本当にこんなことで良いのでしょうか、と私も思ってしまいます(;´Д`)
作者からの返信
銀鏡さん、あけましておめでとうございます! 今年もよろしくお願いいたしますー!
2024年初の更新が、地獄の様相を呈していますね(;´∀`)本当に仰る通りで、私も村の年配者たちにぷんすかしながら書いておりました……なんて人たち!!!
こんなことでいいわけがないので、次回、今まで黙って聞いていた主人公が、たぶん鬱憤を晴らしてくれます!!
う、うわー!!
頭の固そうな村人たち、不気味ですね( ˘ω˘ )
怪しい宗教みたい…
作者からの返信
瀬流さん、コメントありがとうございます!
はい、まさに仰ってくださった通りですね!! 完全にアカンやつです!!!(☝ ՞ਊ ՞)☝
1章は、次話がラストになります。この不気味な流れに、どう立ち向かうのか……割り込んだ凛汰の行動を、また見守っていただけますと嬉しいです!