詩:3月の雨粒

汐崎ひかり

3月の雨粒

春先の雨粒は透き通っていて

雲の隙間から暖かさが降ってくる

それと同時に

我を囲んで襲ってきた冬が去っていく

その優しさはいつだって隣にいたはずなのに

1年越しにやっと帰ってきた

寄り添ってくれたマフラーは、まだ私の隣にいる

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詩:3月の雨粒 汐崎ひかり @serori_c

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