第13話 昆虫畑


昆虫畑 

迷宮出現地 アメリカ テキサス州の小さな山小屋

主な生物 昆虫

環境 密林、草原、砂漠

分類 中規模迷宮型

主な依頼 昆虫採取 果実採取 オーガワームの狩猟 シルクスパイダーの粘液など


「ここが…昆虫畑」


昆虫畑に行くことを決めて4日後、俺と南委員長は今、昆虫畑にいる。


『いや〜それにしても先輩の転移のスキルってすごいねアメリカに一瞬で着くんだもん』


「そうね、それに海外の迷宮に行くことがなかったから知らなかったけどいつもあのような感じなのかしら?」


「そうだね、一部例外はあるけど海外の迷宮に行く際は近くの支部に申請して許可が下りればそこの支部所属の転移のスキル持ちに連れて行ってもらい、帰る際は連れてきてくれた人に帰してもらうんだ」


『橘くん〜説明はわかったし、早く行こ〜私、どんな昆虫がいるか気になるんだ〜』


「わかった、それじゃまずは砂漠地帯に向かおう」


今回は昆虫畑ということで2人に行く場所を告げた時はどんな反応をするか少し気になっていたが2人ともどうやら虫は平気なほうであった。

特に二階堂さんに関してはどんな昆虫がいるか興味心身で驚きだった。


「よ〜し、それじゃ出番だぞピッピ!」


そう言って俺は、テイマーボックスに繋がるゲートを開けた。


「わっ!」  『わ〜ぁぁぁ!』


ゲートからでてきたのはその大きな体と大きな羽強靭な爪をもって大型船をも持ち上げることができるロックバードのピッピを呼び出した。

呼び出した時の勢いで二階堂さんが操作するコアCUBEは遠くに吹きど飛ばされてしまった。


「す…すごく大きいね…」


「あぁ、今でも十分なんだがここからあと3倍程大きくなることが予想されてるんだ」


あまりにも大きいから南委員長が少し引いてる…気にするなピッピ、お前はもっと大きくなって良いんだよという気持ちを込めて顔を撫でている


『ふぅ〜、よかった〜戻ってこれた〜』


「おかえり、ちゃんと戻ってこれるか心配だったよ」


『心配どうも、それで?この子に乗せていってもらうの?』


「あぁ、そうだ。二階堂さんのは俺が持つから南委員長はピッピの背中にある命綱つけていて」


「わっ…わかったわ。…っありがとう」


南委員長が背中に乗ろうとするとピッピは翼に乗ってもらおうと体を傾けて羽を近づけたからか南委員長が少しためらいながら乗っていった 


「よ〜し、それじゃピッピ。砂漠地帯に出発だ!」


そう言うとピッピは大きな翼を広げて空へ浮かび猛スピードで砂漠地帯へと移動を始めた


「ひっほぉ〜〜〜〜〜」

『いえ〜〜〜〜〜〜い』

「いやぁ〜〜〜〜〜〜」

三人の雄叫びのような声と共に



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しがないテイマー同級生探索者と一緒に配信することになった 枯渇の魔女 @kokatu900

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