第4話孵化と王冠
「よかった~本当に間に合ってよかったよ」
本当にギリギリだった。卵が盗まれたのに気づいた後、卵の近くに足跡を見つけてすぐにダンジョンから出るために上の層に上がって行ってやっと見つけられた。
「すみませんが立って逃げることはできますか?」
「ご…ごめんなさい 今腰を抜かしていて」
「わかりました。では卵をしっかり持ってそこにいてください。魔物は俺がなんとかします」
「わ…わかりました」
カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ
「あっ忘れてた……すみません!この卵カタカタ動いているんですがどうすればいいですか?」
「えっ!? もう始まっちゃてるの!」
まじかよ!もう始まっちゃたか〜
まぁ仕方ない さっさと済ませちゃいますか
「卵はそのまま持ってもらって構いません。今、卵は孵化しようとしています。魔物たちが襲ってきたのも魔素をたくさん吸収した卵を食べるすためです」
「そ…そうなんですね」
パキッパキパキ
「あっクチバシが出てきました」
パキッパキッパキパキパキパキ
『ピー ピー ピー 』
「今、孵化しました! ですが…この子は」
「よし!なんとか孵化したか。良かった良かった」
さぁさっそくお顔を拝見しましょうか…………
「………は?まじかよ…キング個体かよ…」
卵か孵化したコカトリスは羽根で作られた立派な王冠を携えていた
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