第3話卵と人との出会い

『ちょっと梓!大丈夫なの?』


「真妃ちゃん 私も卵も大丈夫だよ」


『もぉ〜何卵の心配なんかしてるのよ。それよりもなんであんなに慌ててたんでしょうね』


「たしかにね」


それにもう一つ気になることがある。

一瞬のことだったからわからなかったけどあの人何か持っていたような…


「真妃ちゃん、さっき私がぶつかった時の映像はある?」


『あるわよ』


「なら あの人たちが持っていたものが何だったか調べてくれる?」


『そういうことならお安い御用だわ。さっそく確認するからちょっとまっててね』


「うん、ありがとう。それじゃ卵持ってダンジョンから出るね」


『わかったわ、気を付けて』


気になることはあるけど何か大変なことが起こる前にダンジョンからでないとね


        カタッ……………


カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ


「えっなに!?どういうこと!?」


卵が急にうごきだした!?

てっ…ことはもうすぐ生まれるっていうこと!?


  ドドドドドドドドドドドドドドド


「今度はなに!………うそ…でしょ」


どうして…魔物がいるの……?

ここにの層にはいないはず、それに20層以降からしか出てこない魔物までいる


「早く…逃げなきゃ………あ…」


だめ…こ…怖くて動け…ない

もう…………わたし…死んでしまうんだ…


「ごめんね、真妃 帰れなくて…」


『ブォオオオオオ!!』   ブゥンンン




「あれ?……………」


「ふぅ〜、良かった。間に合った…ごめんね、こんなことに巻き込んでしまって」


「誰?あなたは…」


「俺か?俺はしがないただのテイマーだ」


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