第7話 座学って必要ある?

「母さんただいま〜」

「おかえり〜 うわ、左腕イカれてるじゃない」

「そうなんだ。だから、治してくれないかな?」

「いいわよ。ちょっと待って────── パーフェクトヒール」

そう言うと、俺の左腕は、即座に治った。

めちゃくちゃ魔法得意だけど、肉弾戦も母さんに負けるんだよなぁ。

ちなみに、俺は魔法が決して使えないわけでは無いが、才能がなかった。一応、中級までは全属性使える。

中級などの級は、低い順から、低級、中級、上級、超級、最上級、特級がある。

属性とは、火属性や、水属性などのやつで、全員全属性使える。

「そういえば、学園の入試って、座学と実践があるらしいけど、実践はまだしも、座学の勉強とかしているの?」

「あ......」

俺の試験1週間前は、座学によって、溶かされた。

そして、試験1日前の夜。

「ついに明日はノアの試験だな」

「そうね。こんなにやったんだから、受かって欲しいわ」

「そうだね。俺も最善を尽くすよ」

「体力を付けるために今日は早く寝なさい」

「じゃあ寝てくるわ。おやすみ」

「おやすみ」

そういい、俺は寝た。


試験当日だ。

「忘れ物は無い?」

「ないよ」

「頑張れよ」

「うん」

学園は、王都にある為、家からは馬車で行く。

ちなみに、家は王都の外れにある結構大きめの村にある。


「じゃあ、いってきます!!」

そういい、俺は学園へと旅立った。

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