第6話 ドラゴンと俺の熱い戦い
なんやかんやありまして、15歳になりました☆
来週には、学園の入試試験がある。
そして、父から最後の稽古だと、魔物の森の奥へ向かった。
最後の稽古は、ドラゴンを1人で倒せ。との事らしい。
え?いや普通に考えて無理だよね?俺普通のスキルしか持ってないよ?アリスみたいに剣豪とか言う聞いただけで凄いスキルなんて持ってないよ?とかなんか思ってるうちに、俺の隣にめちゃくちゃデカい影があった。その上に父が乗っていた。
「こんな感じのドラゴン仕留めれば上出来よ」
と父はいっていたが、無理。豪華客船くらいのドラゴンやで?多分災害級の。そもそもそんなデケェドラゴンなんて早々出ないでしょ。
出ました。
ヤバいヤバい、どうする? やっぱりやるしかないか......
俺は収めていた剣を取り、ドラゴンに向けて投げる。
俺のスキルの弱点は、投げないとスキルが発揮しないこと。投げたら取りに行かないといけないこと。そのデメリットを解消すべく、俺は考えた。そして、自分と剣にゴムのような性質を持つ紐を結んで、投げたら帰ってくるようにすればいいと。
そして、投げた剣はドラゴンの目玉に当たり、ドラゴンはもがく。
因みに、俺の今の投げるスピードは、マッハ1程になっていた。
そこの読んでいるみんな、マッハ1とか、「最強やん」と思っただろう。父や母は、これを余裕で避ける。心が折れそうになるよ......
ドラゴンは、火を吹いた。
これは食らったらヤバいと思い、避けることを判断した俺は、避ける体制に入る。
しかし、炎の範囲が想像よりも大きく、左腕がイカれた。
そのような痛みは、この数年間やられ続けているのでもうなれた。
今は、このチャンスを逃さないために、ドラゴンを倒すことだけに集中する。
ドラゴンがもがいている間に、心臓に向けて剣を放つ。ドラゴンは心臓を潰されると、呼吸が困難になり、死ぬ。
そして、見事ドラゴンの心臓を潰すことに成功した。
「かなりギリギリの戦いだったな」
「15歳の子供がドラゴンを倒しただけ凄いだろ。父さん」
「ああ、お前は、俺たちの自慢の息子だ」
「父さんは、これよりも100倍デカいドラゴンをワンパンしたクセに」
「今はそんなんどうでもいいだろ? そんな事よりも、家に戻ろう。母さんにその左腕を治してもらわないと」
「そうだな」
俺たちは、そんな会話をしながら、家に帰って行った。
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