第3話 俺の親強すぎないか?
神々の祝杯を終えて、俺はトレーニングに没頭していた。アリスは剣豪のスキルで、大の大人に剣で勝っているところを見つけた。アリスと肩を並べる冒険者になるなら、アリスと同じくらい強くならなければならない。だから、トレーニングするのだ。最初はナイフを木に刺せなかったが、1ヶ月ほどで刺せるようになり、半年できに折れるほどになったいた。
その時の俺は慢心していた。俺はブラックウルフという、村人でも狩ることが出来る魔物くらいなら狩れるだろうと思い、狩りに出かけた。俺の予想通り、ブラックウルフ程度なら、群れでも問題なく狩れた。ブラックウルフの肉は鮮度が命。だから血抜きをしていた。その時、後ろから殺気を感じた。その時にはもう遅かった。少し痛みがした。そこを見ると、俺の右腕がなくなっていて、とっさに後ろを見た。ケルベロスだ。3つ頭がある、異世界転生系の冒険者ランクで言うと、Bとめちゃくちゃ強い魔物だ。俺は利き腕の右腕を飛ばせれてしまい、抵抗の術が無かった。死を覚悟したその時、「俺の息子に手を出すんじゃねぇ!!」という声が聞こえた。目を開けると、俺の父がケルベロスの頭3つを持っていた。血を流しすぎたのだろう、俺の意識はそこで無くなってしまった。
はっ! 知らない天井! ではなく俺の部屋の天井だった。母が来た。「ノア? 起きたのね! ああ、生きててよかった......」「母さん、ごめんなさい。森まで行ってしまって。」「いいのよ。お父さんが倒してくれたから」「あ、母さん、俺、右腕が......」「無くなってしまったの? ちょっと待っててね。」そう言い、小声で何かを唱えていた。「パーフェクトヒール」そう言うと、俺の体から、腕が生えてきた。腕が生えてきた!? そんなことある? 無いだろ普通。
まぁこれで分かったことがある。それは、
俺の親はおそらくめちゃくちゃ強いという事だ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます