底辺配信者さん実は本気を出していなかった

第二話配信

璉「ただいま〜」

蒼「おかえりそれよりお兄ちゃん！ちょっときて！」

璉「ええ〜？なにー？」

蒼「この動画見て！」

[ランク上げ]今日は深層2層に行きまーす！

璉「別に普通じゃないか？」

蒼「この配信の3時間46分のところ見て！」

璉「ん？なんか俺が写ってるとこか？」

蒼「そう！これなんか有名になってるらしいよ！」

璉「へーこんなG+級モンスターを倒しているだけの動画が？」

蒼「そうなんだよ！」

璉「へー」

蒼「とりあえず配信しようよ！」

璉「えーとりあえず蒼の鑑定スキルでこのモンスターの素材を調べよう」

蒼「そんなことより早く配信しないと！」

璉「何いってんだ！早くしないと市場が閉まって金を得られないじゃん！」

蒼「そうだけどさぁ！それより配信しないとやばいよ！」

璉「今日の夜ご飯が得られなくてもいいのか！」

蒼「モンスターの肉食えばいいじゃない！」

璉「そっか！」

蒼「じゃあ配信しよう！」

璉「おう！」

蒼「配信まで残り10秒！9、8、7、6、5、4、3、2、1、0！」

璉「みんなこんちはー今回はご報告をさせていただきたいと思いまーす」

『ファ！？隣にいる女の子と付き合ってるとかじゃないだろうな！』

『お前…俺たちリア充撲滅会を裏切ったのか！』

『ちくしょうめ！』

『初見です』

璉「こいつは妹だぞ！？」

璉「あ、あと初見さんこんにちは」

蒼「お兄ちゃんと付き合うなんて…えへへ」ボソッ

璉「なんかいったか？」

蒼「い、いやなんでもないよ」

璉「紹介しようこいつの名は葵だ！」

璉「あ、ちょっと準備画面にしとくわ待っててくれ」

『妹だったんか』

『いや多分彼女を妹という設定にしているのだろう。』

『それで準備と言うなのセック…いやおせっせをしているのだろう』

『いやこの子は妹だと思う』

『？なんでだ？』

『さっき聞き取れてないけど葵ちゃんがお兄ちゃんっていってた』

『いやきっとそういうプレイをしているのだろう』

『草』

『そういうプレイってなんですか？』

『dahooで調べてみろ』

『わかりました』

『暴露していいですか？』

『ええで』

『なんの？』

このコメントによりコメント欄が加速する。

『前の配信を見ていたらこの配信者が彼女欲しいーっていってた』

『ワイは信じてたで』

『裏切り者コメした奴真っ赤で草』

『ファーwww』

『俺も信じてたやで』

『ダンネルから来ますた』

『ワイも』

『初見だけどダンネルからきますた』

『え？なんで知ってんだよこんなマイナーチャンネル』

『それな』

『もしかしてあの日菜（氷神）から来たやつもいるのかな？』

『日菜から来た人🙋』

『ほい』

『🙋』

『はい』

『ワイもそれできた』

『兵』

『まあまあいて草』

このあとあのコメントで混沌に溢れることはまだ知らぬ。

日菜『こんにちは』

『うおおおお！』

『本物きたー！』

『ついに来た！』

『このチャンネルもここまできたか…』

『老害乙』

そんなことも知らずに璉たちは準備を進めていくのであった。

璉side

璉「とりあえず蒼は葵として配信していけ」

蒼「そっそんなぁ」

璉「とりあえず俺は蓮として活動していく」

璉「言い方は同じだし別にいいでしょ」

蒼「適当で草」

璉「まぁ俺らの字とかは珍しいし別に同じ読みでもいいでしょ」

蒼「それもそうだね」

璉「ということでやるか3、2、1、」

蓮（璉）「みんな待った？」

『なんだよその恋人なセリフはw』

『ファーwww』

蓮「許してww」

『なんか雰囲気変わってて草』

『それな』

『このコメントはDanTubeのルール（公序良俗）違反に当たり削除されました』

『一体上のコメントは何を書いたのか…』

『ていうかみんな気にしてないけど同接数50万超えてるじゃん』

『本当だw』

『あ、20万人増えたw』

『増えている数があたおかwww』

蓮「とりあえず話すぞ。えっと日菜という配信者の配信の中に俺が入っていたということを伝えたかっただけです。」

『そんだけのために配信開いたのかいw』

『XDXD』

『↑？』

『↑多分海外の笑いかも日本で言うところのwww』

『教えてくれてありがとう』

『なんか雰囲気良くて草ァ！！』

日菜『やっぱりあなたでしたか』

蓮「？なんか陽菜って言うやつから謎のコメントもらったぞ』

『日菜ってwww言うやつからw』

『日菜はダンジョン踏破ランキング第1位で39階層行った人だぞ！？』

蓮「え？俺68階層行ったんですが…」

『ファ！？』

『え？』

『すごすぎだろ』

『伝説を目の当たりにした』

『いやこいつがハッタリかましてんのかも知れないし』

『じゃあ踏破記録Pad見せてみて！』

蓮「んー踏破記録Padはダンジョン協会入らないといけないし」

『ん？』

『あれれれ？』

『もしかして:無断』

蓮「いやいや実はちょっとダンジョン協会とは少し特別な関係になっていて入らなくてもいいという物」

『理由は？』

『話して』

『はなせ』

蓮「この話は俺が政府とかが嫌いになった理由なんだけど簡単にいうと76年前にある事件が起こったんだ。それで76年前の政府が日本人を無理やり動員して、そのくせ他人事という酷いものになった。そしてそれにキレた国民が内戦を起こした」

『確か…76年前の政府と言ったらアメリカが統治していた時代か？』

『マジかよ最低だなアメカス』

『そんなの聞いたことない』

『小学生は帰りな』

『酷すぎるにしてもアメリカ自身には何もなかったのか？』

蓮「確か…うーんこれは話していいのか？いやいつかは取り上げないといけないことだったかも知れないし」

『教えてクレメンス』

『気になりすぎて10000年待った』

『はよ成仏してクレメンス』

『ダンj民いて草』

蓮「言うねえっと確か76年前の日本政府の海軍が沈んだはずの艦（船）

を率いてやってきたと記録には書いてあった。」

『ファ！？』

『それはやばい』

蓮「とりあえず今日はもうやめるね」

『おけー！』

『ええ〜残念だなぁ』

と辞めるのを惜しむ奴もいる。

だが蓮は気にすることもなく配信を切った。