第14話 佐倉奉納祭の真実

「まぁある程度の情報は自分達で集めてるだろうし裏情報的な奴だけ話すよ?」

 と言う前置きから宮内先輩の話は始まった。


「まぁ一言でまとめてしまうなら多分相当やらかしてるよあの村、そもそも人の出入りが祭り以外であまり無いし業者はそもそも深くまで関わらないから典型的な排他的な村って奴だね、だからこそ村民全員が結託して生け贄なんてやらかしてるようだ。当然警察もトップが佐倉村出身らしいからグルだろうね、

 実際に機密情報にアクセスしたら表沙汰になってない誘拐された子供の情報がゴロゴロと出てきたよ」


「へぇ警察まで絡んでの誘拐とか外道のやる事ね、問題は怪異の洗脳系なのか村人の意思でやってるのかのどちらなのかによって外道度合いが変わるわね」


「流石にそこまでは調べがつかないよ、まぁでも被害者が全員女子だから何かしらの目的はあるだろうね」


「へぇ女の子なの?大体どれくらい?」


「わかってる範囲では全員小学五年生の女子生徒だ。あの村には小学校は一つしか無いしきっと教員も囲われてると思うよ」


「こうなってくると村人は全員敵だと思った方が良さそうだね」


「監視カメラにギリギリ残ってた去年の映像を見た感じ攫われた女の子は後に村民の大人に連れられて、神社裏手の洞窟に入って行ったみたいだ。その子を踏まえて生きているかは不明、まぁ生贄なら十中八九死んでるだろうね」


「へぇ…生贄までするメリットってなんなのかしら?勿論倒せないから神として祀っている説もあるけれどそれで村が一体化するかしら?」


「多分何かしらの恩恵があるのか、純粋に長い年月が経ちすぎて反抗者が全滅したかじゃ無い?学校の先生まで敵なら長い年月で洗脳教育とかやってそうだし、資料を見てた感じ明治時代辺りからやってるよコレ」


「極論100年以上も小学生を誘拐し続けたロリコン神が今回の相手ね!コレからの被害者を出さない為にも今年の祭り前に終わらせるわよ!」


  「「「「「「了解!」」」」」」


 こうして俺たちは動き出したのであった。

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水盛大学附属高校オカルト部! 鈴ケ谷 慎吾 @px666

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