第13話 情報共有とオカルト部の後2人 2
「それじゃあ、観測班と情報班についてなどなどを教えてください」
ミーティングルームに戻った俺は先輩達に対して説明を要求する。
すると宮内と名乗った先輩から話し始める。
「改めて宮内 透だ。運動は出来ないから基本的に討伐なんかの実地作業は行わないね、代わりなのかは微妙だけどその分オカルトの情報収集なんかをやってるよ」
「私の方は自己紹介はさっき言ったからいらないよね?私がやってるのは、オカルトが出てきた時の現場指揮をメインに対象のランクや能力の観測をしてるわ」
この2人が『観測班』と『情報班』なのだろう、メイン業務が情報収集と観測だから、情報班と観測班、実に分かりやすい。
まぁ1人ずつしかいない時点で班では無いだろうと言うツッコミは無しなのだろう。
「まぁ基本的に後方支援の2人ね、宮内は基本部室から出ないけどあおちゃんは指揮の為に近くまで来ることは多いわ、まぁ心霊スポット系の現地戦闘は行わない組ね、オカルト部の人間はこの6人で全員よ」
「あっ!因みに私は死んでるから人数には数えないよ!人外を入れたら先輩達は7人なのだ!」
「ちょっと桜〜貴女の死んでるネタはツッコミずらいから勘弁してちょうだい…」
「あはは〜ごめんごめん、でも死んでからの生活も案外楽しいもんだよ?まぁ幽霊になるレベルで強い意思やら願いやら野望やら恨みを持ってる人もあまりいないから幽霊自体少ないし、その中で意思疎通できるやつなんて今のところここら辺でお目にかかれないからねぇ〜みんなと話せててラッキーだよ私は」
「だからさぁ〜桜の幽霊ネタは重いのよ…」
なんか桜先輩は明るい部長だと思っていたがたまに今みたいな重い自虐?ネタをぶっ込んでくる様だ、なんだかんだ長い時間関わっていた訳では無かったから気づかなかった…
「はいはい、2人ともその話しはここで終わりにしなさい。今は再来週に控えた佐倉村関係の話しを聞くことが優先でしょ」
「「は〜い」」
「それじゃあ宮内、今分かっている情報をありったけ教えてくれ」
「分かったよ坂田、私が調べ上げた情報を話そう。」
そうして宮内先輩が語り出した内容はどこから情報を仕入れたのか聞きたくなるようなものであった。
《あとがき》
インフルエンザにかかったり定期テストに妨害されたりで更新できていませんでしたが、またぼちぼち更新していきます。
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