編集済
拝見しました。
今までのパートと違い雰囲気も変わっていて魅力を感じました。
あえて改良点を言うならば、会話だけが続き過ぎているのかなと感じます。
そこに何も書いていなければ、読み手はそこに何かしらがあるとは想像できません。
漫画は絵で、ドラマなら演技で表現しているものを、小説では文章にしなければ伝わらないと思います。
勝手に流用しますが、例えば…
①
「あのな……」
「いや、悪かった。今のは忘れてくれ」
おどけた口調で軽く笑い、グラスを傾けた。
「……ラビリスの件は、私には無理だ」
「どうして?」
そう言うと悪戯っぽい視線でこちらの顔を覗き込んでくる。
②
「あのな……」
「いや、悪かった。今のは忘れてくれ」
グラスをテーブルに置くと、深い溜め息を吐いた。
「……ラビリスの件は、私には無理だ」
「どうして?」
③
「あのな……」
乱暴にグラスを叩きつけると睨みつける。
「いや、悪かった。今のは忘れてくれ」
顔を背け、距離をとるかのように縮こまってしまう。
「……ラビリスの件は、私には無理だ」
毎度毎度の情けない姿に、溜飲を下げるしかない。
「どうして?」
というような書き方をすると場面の印象が変わるのではないでしょうか?
会話している人の人柄や相手との関係性、会話内容の重要性や深刻さ…自分の勝手な考えですが、会話が続くだけよりも、その場面の所作を描くことも、登場人物の内面の深みの表現方法の一つかなと思います。
勿論、会話を途切れさせることになるのでテンポが悪くなりますし、匙加減は作者さん次第です。
今回も長々と失礼しました。
頑張ってください。
追記
個人的には物凄く読みやすく、イメージしやすくなったと感じます。
作者からの返信
pox-blackさん、コメントありがとうございます。
会話だけ、の件は確かにその通りですね。
というのも、実際に書き終わってから見直してる時、私も似たような感想を抱き、『ここどうしよう・・・』と悩みました。
ただ物凄い仲の良い友人同士の軽口という会話の速さを優先したのですが、その判断は独りよがりなのかもしれませんね。
少し修正する方向で考えます。
ありがとうございますm(_ _)m
※修正しました。
ただ、私の趣向として動きよりも心情を出したがるようで、これだとテンポが悪くなったような気がするのでまた考えながらやろうと思いますm(_ _)m
こちらも読ませていただきました!
皇帝陛下とアマルガンの馴れ初めは、まるで綺麗なシャアとガルマのようですね。
シャアの怖いところはラビリスが持っていきました。
折々に感じる富野小説の風味は動画チャンネルの印象と重ねることで「ニヤリ」としてしまうポイントです。
幕間は海千山千の大人が主導しているので、重々しさが勝りますが、本編の軽さがある中に富野風味が混ざるのも面白いです。
動画チャンネルでの解釈におけるシャアを、今風に描写するとこうなるのかという納得感があります。
ラビリスの屈折は出生の秘密に由来があるのでしょうか。
ジンバのように、よからぬことを吹き込んでいる者がいそうな予感。
フリーダのほうは迂闊さにあふれた転生者ですか。
生ビールの開発はまだしも、その飲み方に大人視点で語っているのは不気味でもあり、一方でその精神の屈託のない素直さと善良さを感じてしまうところでもあります。
アマルガンさんがよいお坊ちゃんであったのはフリーダにも幸いでした。
330年の死闘がその性質を損ねていないのは、精神の摩耗も巻き戻しで回復されているところもありそうです。
今後とも動画共々楽しみにしております。
作者からの返信
koishikawa43さん、読んでいただきありがとうございます。
お察しの通り、二人のコンセプトは色々あって共にギレンを打倒してしまったシャアとガルマだったりします。
その上で、この二人だったらどういうルートで、更には戦後や本人の資質などを考え、私の考えるIFはこう!みたいな感じで出力しています。
とは言えガンダムを知らない人からしたら興味のない話題だと思うので、時々挟むスパイス的な予定ではありますがm(_ _)m
ラビリスの方は、諸々の事情に加えてカミーユ考察などで触れた私の考えるNT論も少し分解して混ぜてある形なので、どう活かすか、いつ開示するかで迷いながら書き溜め中です・・・。
フリーダの精神の摩耗に関しては、作品全体のテーマの一つではあるのですが、そこまで書ききれるかが不安ですね・・・。
ただ、性質も実は別の形で損なわれてきている、という部分は今後書いていく予定なのでその時はまた是非読んでくださると嬉しいです。
感想ありがとうございました、とても励みになりましたm(_ _)m