第5話 一緒にお散歩?

今日は変な日。

七時前の変な時間にお買い物。

木のある小道に入ったら、黒猫さんがすわッと寄ってきて一緒に歩き出す。

まつわりつくでもなく、ただ歩く。

ニャーともカハハハともつかないカスれた声で鳴く。

少々哀れを誘う声なので、ど、どーしたん?などと言っても、ただ歩く。

ええ〜?どこまでついてくるん?


と、そこへ前から小さいプードル、お散歩お散歩やってくる。

猫、犬、双方警戒中。

猫を追いかける気なのかな?

かまわず、ずんずん。

すると犬がリードを目一杯伸ばして弧を描いて寄ってくる。

え?え?  私?

猫より私に興味深々な犬。 なんなん?


飼い主さんに嗜められた犬を置き、頭に?マークをつけた私はまた歩く。

猫は意気沮喪したのか散歩を断念。


またまた歩くと、みずすましを大きくしたような形の虫が。

ばった、ばった、と一緒に歩く。

あんたは、なんなん?


今日は変な日。

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