第45話【配信】感染を防ぐ方法?
「なぁアロン…」
『どうしましたか?そんなに食い入るようにニュースを見て…』
「これを見てくれ。今大大的に放送されている2つの話題なんだ。」
『分かりました…まずは国会議員が総理を残して死亡!?…そんなことあり得るのでしょうか?』
「アロンですらこんな反応をするのか…」
『分かります。これは非常に不味いんじゃないですか?他国からすれば今の日本はトップが居ないだけの集団です。トップが居ないから集まりも悪いですし…他国から攻撃を仕掛けられたら本当に終わりますよ?』
「それはそうなんだけど…もう一つの話題も見てほしいんだ。」
『もう一つの話題ですか?え〜っと感染症についての話みたいですけどどうかされましたか?』
「うん…どうやらその感染症は非常に危険らしいんだ。」
『私はゴーレムなので感染症にかかることはありませんが、脅威は知っています。場合によっては人間を簡単に殺すことが出来るでしょうね。』
「そうだよな…それでなんだけどこの感染症にかからないようにするにはどうすればいいと思う?」
『普通に考えればマスクですが…マスクだけでは少々厳しいかと。なので私がお教えします』
「ありがとう…なんでも北海道の方でも同じ様な事が起きているらしくてさ…父さんと母さんは助けたくて…」
『分かりました。それなら今連絡を取ることは出来ますか?』
「連絡を?一応電話はつながると思うけど…」
『それでしたら電話をかけておいてください。この状況を配信で伝えるからその配信を見といてくれって言っておいてください!!』
「わかった。それじゃあ連絡を取ってくるね?」
『よろしくお願いします。私はその間に家の中にあるもので使えそうなものを集めて、試作品を作ってみます。』
そこから先は二手に分かれる事にした…俺は家族に連絡を取って配信の方を見ておいて欲しいと…アロンは家の中にあるもので試作品を作っていた。
「アロン!!こっちは終わったよ!!そっちはどう?」
『なんとか終わりそうです。この試作品を何個も複製します。』
「わかった。それじゃあ配信をつけるね?」
『了解しました。もう準備はできているので始めちゃってください。』
その言葉を合図に、俺は配信を開始した…
「皆さんこんにちは…昼の12時を過ぎましたがいかがお過ごしですか?」
コメント欄
・退屈してるよ…
・国会議員のバカ野郎どもが一気に死んだせいで日本中が大混乱になってるんだぞ…こんな状況で良く配信をしようと思ったな!!
・だからこそだろ
・というか見に来てる時点で意味ないじゃんw死ぬ時は日本国民全員で死のうな!!
・ここの配信を見ながら死ぬのかもw
・というかそこのマスクみたいのってなんだ?
・見た目は若干ガスマスクに似てる?
「このマスクはアロンが作ってくれたんです。なんでも今話題のウイルスは普通のマスクじゃ意味がないらしいので…」
若干不安を煽ることを言ってしまっているがしょうがない。既存のマスクだけでは行けないということをしっかりと伝えなくては!!
「既にこのマスクを利用して外に数回出ていますが、例の物に感染はしていません。健康そのものです。」
・感染してないんだ〜良かった!!
・自慢か?そういうのは日本国民全体に共有してなんぼだろ?早く作り方を開示しろよ
・もしかして共産党の職員の方ですか?そんな考え方はやめましょう!!
・wwwwwwwwwwwwww
・wwwwじゃねぇんだよ!!どちらにせよ、いずれは外に出なくちゃ食べ物がなくて餓死するぞ!!
・それはそう
「大丈夫です。このマスクは家にあるものだけで作れるそうなのでアロンに解説しながら作っていってもらいます。アロン頼める?」
『かしこまりました。私から説明することは出来ないので主様に説明はしていただきたいです…』
「わかった。それじゃあ作り方はアロンの方を見ていれば分かるから今から言う材料をすべて集めてきてね!!ちなみにこのマスクはどれくらいの効果があるの?」
『一応ウイルスに感染する可能性を95%程度は下げてくれます。それでも感染する時はありますが、すぐにでも病院に行って治療を施してもらえれば治せるかも知れません。』
「ウイルスに感染する可能性を95%ダウンしてくれるのか…結構いいね。普通にマスクを付けているだけのよりも確実に安全そうだね。」
『実際に安全です。それよりも手順を伝えていきますので喋ってください。』
そこからアロンと俺は合計3時間程度配信を行った…この配信で救われる人がいれば良いのだけど…
今日も見てくださりありがとうございます!!次回もお楽しみに〜!!
主人公視点に戻しました〜
新しい小説はオマージュ作品ですかね…まぁ2つ今候補があるんですよね…
小説のフォローや星での評価をしていただけると幸いです(^^)
おかしいところあれば遠慮なく!!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます