第44話 実験記録−1−新田真
異常種…財団内部での呼称は実験体として呼ばれている。
財団の保有している機動部隊によって、世界各地から優秀なスキルを持っている人物や幼い子供などを人体実験をすることによって作成している。
優秀なスキルを持っている人物を人体実験するためには、絡め手を含めて多数の方法で誘拐をしなければいけないのだ。
財団の機動部隊は、財団に対して高い忠誠心を持ち財団の理念に対してなんの疑いも持たないものの中で、優秀な人材を優先して機動部隊に抜擢している。このことから各機動部隊は非常に高い戦闘能力を持っているのだ。
人体実験を行う中で、実験体は苦しみながら死亡していくのだ。死亡後は財団によって化け物に体を改造されて人間を襲うように変異させられる。
人体実験記録−1−
被験者:新田真
確保記録
Sランク探索者である新田真に対して、以下の文を送付。3つの機動部隊を犠牲にしながらも確保。文章は※1を参照してください。
機動部隊Ωによって確保された新田真は、『拘束の腕』のアイテムによる影響を受けながらも機動部隊を殲滅した。しかし力尽きたところをC-5によって確保後に人体実験が開始される。
※1送付した文章
貴方の妹を拉致させていただきました。信じるか信じないかは貴方の判断に任せます。ただし貴方が指定された場所に来なかった場合は即時に貴方の妹を殺害します。
我々は貴方の判断を尊重します。 財団より
実験記録
確保した新田真は非常に高い再生能力を保有していることがわかったため、再生能力の限界を確かめる様々な実験が行われました。再生能力の限界は通常の再生能力ではありえないものであったためスキルではないと考えられます。
実験①
高い再生能力を活用した新薬の投与。
結果
新薬を投与された直後激しい痛みを訴えたものの、数秒後には痛みを感じなくなったのか沈黙を保った。新薬の基本的な効果は対象の毒を全て回復させることだが、回復能力が足りないことが判明した。激しい痛みを訴えた原因は不明
実験②
高い再生能力を活用した裁断実験
結果
四肢に対してノコギリや包丁などを用いて裁断を行った。この裁断行為によって新田真は言葉にすることが不可能な悲鳴を上げた。悲鳴を上げた原因は明らかであるが、世界でも通用する強さを持つ彼がそこまで痛がるほどなのだろうか?
実験③
高い再生能力を活用した麻酔なしの手術
結果
財団内で発生した事故により、職員が死に瀕した。職員の死を回避するためには手術が必要だったがその手術の難易度はとてつもなく高かった。そのため新田真を利用して手順を確認するのに利用された。新田真は大声で泣き叫び、精神に対して大きなダメージを負ったように見える。
実験④
高い再生能力を活用した移植手術
結果
前述の実験と同様で、内蔵や心臓を含めた全ての臓器を移植するためにメスなどを用いて摘出を行った。結果、新田真の再生能力は失われた。おそらく死亡したと思われる。死亡するその寸前まで泣き叫んでいた。
上記の実験によって新田真の臓器を数百個確保することが出来ました。財団内で臓器に異常を抱えてしまった職員は医療チームに適切な書類を提出することによって、臓器移植を受けることが出来ます。
極秘資料−1−
新田真の死体を活用する方法を考えていたところ、新たなモンスターを作り出すことが提案された。この提案をした最上位研究員はC-12へと昇格されました。
新田真を利用したモンスターはドリーム・ハンターと名付けられた。
ドリームハンターは執着する傾向が強く、死刑囚を使った実験などによってこの傾向が判明しました。ドリームハンターの能力は夢狩りと名付けられました。
夢狩りを簡単に説明すると対象から睡眠を奪うことを指すのだ。
睡眠を奪われた対象は一週間以内に次のような症状を訴え始めます。または症状が見られます。
一日目:睡眠への渇望,激しい苦痛
二日目:睡眠への激しい渇望,発狂寸前
三日目:睡眠への異常なまでの渇望,発狂
四日目:暴徒化,睡眠の諦め
五日目:絶望,恐怖
六日目:非常に強い絶望,非常に強い恐怖
七日目:ドリームハンターによって殺害される。
ドリームハンターは睡眠を奪った対象に執着し、レプリカが死亡していたとしても関係なく一週間以内に新たなレプリカのドリームハンターによって襲撃される。
ドリームハンターに襲われた対象は恐怖からまともに動くことは出来ないと推測される。
レプリカを撃破したあの女性はそう遠くない未来に…
死亡することが予測される
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