第42話【崩壊】日本は終了しました☆

日本の中枢を担っていた国会議員たちが全員殺されてしまったことにより、一時的な代表として日本ランキング一位の桐生聖夜がなることが発表された。


桐生聖夜は日本ランキング一位であることを利用して、他の総理になろうとしていた者たちを武力を用いて黙らせ、自身をトップとする体制を確立した。


しかし体制を確立したは良いものの、同時にとあるウイルスが流行りだしたことで話題をよんでいた…





「皆さん件のウイルスについての情報を集めましたか?」


「あぁ一応情報を集めてみたぜ。どうするこの場で発表するか?」


「えぇお願いします。今回のウイルスに感染するとどの様な症状を引き起こすのか…それと感染方法について説明をお願いします。」


「あいよ。まずはウイルスの症状だが…これは結構グロイぞ。簡単に言うとまず初期症状として体の至る所に不快感が発生するらしい。」


「不快感ですか?どれくらいの不快感なのか具体例があればうれしいんですけど…」


「具体例ですか…研究の結果を見るに、おそらく蚊に刺された事によって生じる痒みと同程度の不快感だと思われます。」


「たしかにそれは不快ですね…それで次の症状はどうなのですか?」


「次に体中のいたるところから、血が吹き出ます。これは弱めのモンスターでも回復スキルを持っている場合であれば回復させることが出来るようです。」


「なるほど?それじゃあそこまで脅威ではないのでは?」


「いえ…ここからが問題なんです。一番最初に感染したと思われる人物が今朝死亡しました。その死体を解剖しようとした瞬間に、化け物に変異したそうです。」


「化け物に変異…だと?」


「はい。非常に危険な個体らしく、銃火器は意味をなしませんでした。」


「ほう…結構めんどくさいな。どうしようか?」


「そうですね…普通に処理するのもありですけど、なにか問題が発生しそうな気がします…警戒をしておいたほうが良いかと。」


「そうだな…感染の拡大を食い止めてくれ。感染が起きているのは東京だけか?」


「東京のみで発生しているようです。ただ問題は外国人観光客や日本国内で東京に来ていた観光客です。空港を強制的に止めてありますけど、各国からの不満が爆発しています。このままだと貿易にも影響が出るかと…」


「そうか…それに加えて我々が国会議員たちを殺したことも向こうに知られているかも知れない。国内にいる外国人はどうなってる?」


「一応色々と対策はしてますが…もしかすると不満が出るかも知れません。アメリカでは非常に強力なモンスターを幼少期から与えてますから、そのモンスターで暴れられたら大変なことになります。」


「たしかにな…一つ君たちに話をしたいことがある。」


「なんですか?我々に出来ることであればなんとかこなします。」


「まずは飛行機を止めといて下さい。飛行機を止めるのは経済的に大きな損失になるかも知れませんが、こればっかりは危険な感染症が流行中なので外国に拡大させないためと理由をつけて説明をしに行ってくれ。」


「大使館にいる方々に説明をすれば良いんですね?」


「そうだ。できれば『信頼』を相手にさせることが出来るようなスキルを持っているその方々に行ってほしい。」


「信頼というか相手からの『信用』を得やすくなるスキルなら、私が持っています。各国の大使館に説明してきます。」


「ありがとう…私は国内の感染拡大を食い止めるために各病院を回ることにするよ。俺と一緒に回ってくれる人は居ないか?できれば治療をすることが出来るモンスターをテイムしている人についてきてもらいたい。」


「私のテイムしているモンスターは治療をすることが出来ます!!それにその感染者って攻撃をしてくるんですよね?それだったら戦える私が行くべきです!!」


「わかった。各自国内からの脱出を図ろうとする人達を抑えてくれないか?このウイルスが世界各国に蔓延したら本当に大変なことになるぞ!!」


「どうにかして食い止めます。ですが早期解決をしなければ経済が終わります。もし失敗をしたら、日本の経済が終わってしまうんですよ。その覚悟がありますか?」


「あぁ。もしその時はこの私が責任を取ろう…だから君たちは心配をしないで全力で活動をしてくれ。頼んだぞ?」




日本国内は大混乱に陥っていた…国会議員がいなくなったことに加えて、謎のウイルスの蔓延…それらに対処するのは難しいだろう…







今日も見てくださりありがとうございます!!本日は深夜に投稿できてなくてすみませんでした!!


@日本終了!!


新しい小説は順調に制作中です!!


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