第40話【混乱】国会での襲撃!?
本日は通常国会が始まる日だ…テレビでも放送はされるが、ほとんどの人は見ないだろう…見ているのは年を取っている人の印象が強いあの放送で、驚愕の映像が流れた…
時は通常国会が始まったくらいに遡る…総理が謎のマスクをしていることに様々なところから追求され、通常のマスクに変更するように言われたが総理が頑なに拒んだことでこのまま通常国会を始めることになった。
通常国会を始める宣言とともに、何者かが大急ぎで階段をあがる音が聞こえてきた…
国会議員達は、『何が起きたんだ?』や『一体何が起きているんだ!!』と言ったような表情をして扉の方に目を向けていた…そして、中に入ってきたのは血まみれになった警備員だった…
「大丈夫か!!何が起きているのかを手短に説明してくれ!!」
「はい!!日本ランキング一位の方が最初に国会議事堂の中に入ろうとしたので、止めようとしたら剣を向けられました…その後、中に入るのを止めるように何度も警告したのに入っていったため迎撃を行いました!!」
「それで一体どうなったのだ!!」
「一位の方を止められるはずがなく、私を含めた警備員5名が重傷を負い、3名が死亡…そして9人が軽傷です。今もなお国会の中にいると思われます!!今すぐここからお逃げください!!狙いはおそらく国会議員の皆さまです!!」
その言葉を聞いて一番最初に行動したのは、首相だった…すぐに荷物を纏めてこの場を離れようとしていたのだ。当然他の国会議員たちも首相を真似て荷物をまとめて扉に押し寄せていた…
「待ってください総理!!どうしてすぐに逃げようとするのですか!!」
「今すぐに逃げなければ、あいつらに殺されるかも知れないんだぞ?今殺されたら本当におしまいだ!!」
「国会議員たちのことを問答無用で殺すわけがないじゃないですか!!こういうのは悪いですけど、あなた達を殺せば日本ランキング一位の彼とて大変なことになります!!国家の運営ができないでしょうし、日本が崩壊してしまいます!!」
「彼は何も罪を犯していない国民を殺すことに関しては絶対的な忌避感を抱いているからな…そこをつくしか無いか。」
「私は先にここから逃げさせてもらう。後で皆と合流できることを心から祈っているよ。私が仮に死ぬようなことがあれば、他の誰かが引き継いでくれ。」
首相は国会議事堂の前に止まっていた車に乗り込んで何処かに向かわれてしまった…一体何処に行くつもりなのだろうか?
そんなことを国会議事堂内部の人間が考えていると、扉をおもいっきり吹き飛ばしながら人が流れ込んできた。
「全員手を上げろ!!さもなければ殺すぞ!!」
この部屋の扉を破壊して入ってきたのは先程の報告にもあった、日本ランキング一位の桐生聖夜だった。
「桐生貴様!!何をしているのか分かっているのか!!」
「もちろん分かっているさ!!これは革命だ!!腐った老人共を我々若者が殺して国の体制を変えてやるのさ!!」
「そんなことをして何になる!!これはクーデターだぞ!?」
「ごちゃごちゃうるさいなぁ…お前らゴミクズがいるだけで日本という美しい国はどんどん汚れていくんだよ!!」
「なんて暴論な…一つ言わせてもらうが、我々がクズだというのは百歩譲って認めるとしてこんなことをして許されると思っているのか!!」
「さぁどうだろうな!!それよりも総理は何処に行った!!岸岡の場所をさっさと吐け!!」
「総理なら何処かに行ったさ!!」
「…嘘はついていないようだな。正確な場所を早く言え」
「何処に行ったのかはしらないな!!」
「…何処に行ったのかを教えてくれれば、命までは奪わないと誓おう。さぁ話をしてくれないか?」
「我々が話すと思ったら間違いだ!!さっさと帰れ!!」
「帰るわけ無いだろう!!お前らこいつらを全員殺すぞ!!」
桐生聖夜がそう言うと、両方の扉から武装した人間が突入してきた…そして我々に向かって剣や斧を振り下ろしてきたのだ。
数秒と立たずに数十人が殺されて国会は混乱の渦の中にあった…
「誰か助けてくれ!!どうしてこんな所で死ななくちゃいけないのだ!!」
「落ち着け!!我々も戦うぞ!!テイムしているモンスター共を召喚して戦わせるのだ!!そしてそのモンスターたちを殺している間に我々は逃げるぞ!!」
この国会においてすぐに逃げた総理の判断は正しかったのだろう…残っていた国会議員たちは全員殺されてしまった…
「モンスターを使って自分たちだけ逃げようとするなんてやっぱりこいつらはクズだな!!これで日本は変わるのだ!!」
日本ランキング一位の桐生聖夜の判断は正しかったのだろうか?それは誰にもわからない…
今日も見てくださりありがとうございます!!深夜には投稿するつもりなので是非来てくださいね!!
国会が制圧されてしまいました…さて彼らは今後どんな行動をするのでしょうか?
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