【速報】学校からの帰宅途中でモンスターの卵を拾ったわ!！【祝43万PV!!】

第36話【配信−続−】辛うじて勝利…？(他視点)

本当に硬いな〜ダメージがまるで通ってる気がしないや…このままだとジリ貧になっちゃうから、さっさと強化をしちゃうか…

「ふぅ…スキル『女神の代行者』発動!！」

コメント欄

・きちゃー!！

・これこれ!！

・きゃわいい(^^)

・オジサンが助けて上げに行きたいナ？でも助けられるほど強くないシ…

・おじさん構文使いこなせてないでw

・いや…子供部屋おじさんの可能性はないか？

このスキルを使用すると600秒の間、自分とテイムしているモンスターは神属性になり、全ての攻撃に対して圧倒的な耐性を持つことが出来るようになるのだ。

どれほどまでに高い耐性かと言うと、核爆弾を直に食らってもほぼノーダメージと言ったくらいにまで高い耐性を得ることが出来るのだ。

「出てきなさい!！騎士王ジョイジュ!！」

私のテイムしているモンスターの中でも攻撃と防御に特化しているこの子は、ほぼ全ての戦闘において勝つことが出来るのだ…そして騎士王の名を関することから、騎士団を召喚することも可能なのだ。

「騎士団を使ってあのモンスターを足止めしなさい。私がその間にあれを貯めるわ!！」

『かしこまりました…我々13騎士団があのモンスターを相手します。』

・やっぱりかっこいいな〜

・騎士王ってだけでカッコいいよな〜

・f◯te？

・ダメ!！それはアウト!！

・何がアウトなんだ？俺に説明してみな？

ジョイジュが召喚することが出来るのは戦闘に特化しすぎた騎士団で、本当に一部の人しかまともに戦うことが出来ないのだ…その戦闘能力は私よりも高い…

騎士団が戦ってくれている間に…私があれを使わないといけないんだよね…

「ふぅ…後少しで完成するのに…」

これを使用するには30秒ほどの時間が必要なのだ…そして集中していないと最初からやり直しになるほどまでに厳しいのだ。

「…完成した!！ジョイジュ!！下がりなさい!！」

『かしこまりました。お前たち下がれ!！』

ジョイジュと配下の騎士たちが下がったのを確認してから、私は首にかけている十字架のアンティークを取り出して構えた。

「顕現せよ『エクスセイバー』!！」

私の十字架は剣の形に変化していった…そして私はその剣を前方に構えて思い切りその場で振り下ろした。

「『次元裁断』!！…私にこの技を出させたことに感謝なさい？」

・細切れだwwwww

・こんな強いんだ…

・エクスカリバーとかエクスキャリバーのほうが良いんじゃないすか？わざわざかぶらないように工夫しなくても良いんすよwwww

・なんかそういうデータあるんすか？wwww

・どうだっていいやんwそれよりもあのモンスターは死んだみたいだし安心しても良さそうやなw

「これで死んだかな…それじゃあ私のことを手こずらせたんだからいいアイテムをよこしなさいよね。」

私がそのモンスターに近づいた瞬間だった。私の体を鎌が深々と貫いたのだ。

「カハッ…」

貫かれて死ぬのかと思ったけど、その鎌が消失してついたであろう傷も全てなくなってしまった…一体どういう事だ？

「えっと…どういう事？」

『ご主人さま大丈夫ですか？』

「とくに問題はないみたいだけど…一体どういう事？」

『…いわゆる相手にトラウマを植え付けるタイプの的なのではないでしょうか？倒してきた相手に対して死後も抵抗する非常に卑怯な技です。』

「とりあえずわかった…まぁ怪我はしてないし、安心かな…でもびっくりしたよ。」

『今後は気をつけたほうが良いかも知れません。慢心していると足元を掬われますよ？』

「たしかにそうだよね…今後はもっと警戒して近づこう…」

私はこの後の行動を後に後悔することになった…すぐに病院に行って精密な検査を受けるべきだったのだ。

「(う〜ん…違和感があるけどまぁ良いか!！それよりも何がもらえるかな〜)楽しいアイテムゲットの時間だ〜♪」

私はアイテムを見つけると鑑定装置でそのアイテムを鑑定することにした…

「すっごい強いじゃん!！戦ってよかった!！」

・どんなアイテム!？

・教えて教えて!！

・それって…鎌だよね？

・競売に出すの？

・俺に頂戴!！

「あげないよ!！…いまから性能を見せるね？」

アイテム名:夢狩りの鎌(ドリーム･ハンター)

説明

財団によって拷問及び人体実験をされた、Sランク冒険者(探索者)新田真の武器として使われていた特殊な鎌を改造されて作られたもの。現在は実験体−03、ドリームキラーの武器として使用されている。オリジナルは財団本部にて保管されている。レプリカ品だが、性能は変わらない。

「えっ？新田真？」

新田真といえば、数年前に行方不明になった日本ランキング一位の人だ…そして私の憧れの人でもあった…

「どういう事？全く意味がわからないんだけど…」

この日、ある財団が世間の注目をあびることになった。

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