第5話【配信】日本という国の闇!!
コメント欄
・権力を使えばどうにでもなるって子供かよ…それに、他人のテイムしているモンスターを取ろうとするなんて正気か?
・これが日本の国会議員の息子か?やっぱり日本は終わってるのかも知れないな…こんなやつが政治家の息子だなんて…
・これが日本だよ…それよりも一万人近くが見ている状況であんな事をやって大丈夫なのか?
・↑大丈夫なわけない。すでに急上昇ランキングに乗ってるからあいつはどちらにせよ終わり
「あんた一万人の前であんな発言をしたが大丈夫なのか?国会議員の父親は助けてくれるのかな?」
「くっそ…来い!!キラーパイソン!!」
安藤がそう叫ぶと、俺の目の前に全長3mほどの巨大な蛇が出現した。巨大な蛇の強さは分からないけど、少なくとも俺のゴーレムよりかはLVが高い気がする…
「ははは!!このキラーパイソンは強い毒を持っているから、お前の持つゴーレムでは勝つことが出来ないぞ!!」
「流石にまだ成長しきっていないゴーレムじゃ、戦えないだろうな…」
俺がゴーレムに下がるよう指示するが、ゴーレムは俺の所に下がってくれない…
「急いで戻ってくれ!!君に死んでほしくないんだ!!」
「俺のキラーパイソンに勝てると思っているのか!!そんな生まれて直ぐのゴーレムに勝てるはずがないんだよ!!」
ゴーレムとキラーパイソンの大きさを比べると、キラーパイソンのほうがゴーレムよりも三倍ほど大きい…LV差なども考えればキラーパイソンに直ぐにやられてしまうと思う…
「戦わなくて良いから!!今直ぐ下がって!!」
「もう遅い!!キラーパイソン!!お前の毒牙でゴーレムを噛み砕いてしまえ!!」
ゴーレムはキラーパイソンの毒牙が迫る中、微動だにしない…そしてキラーパイソンの毒牙がゴーレムの体に命中したが、俺や周囲の人では予想もつかない結果になった。
「何!?キラーパイソンの毒牙が…弾かれた!?」
「どうしてだ…」
俺の中を疑問が駆け巡る…そして一つの答えにたどり着いた。
「もしかして物理耐性!!」
キラーパイソンの毒牙というスキルは、物理攻撃という判定になるのだろう…だから物理耐性のスキルで防ぐことが出来たのかも知れない…
「くそっ!!まさかキラーパイソンの毒牙が聞かないとは思わなかった!!ならば『攻撃力アップ』『会心アップ』さぁこれでお前のゴーレムの物理耐性を突破できるはずだ!!」
「衝撃波のスキルを使って相手をスタンさせろ!!お前なら勝てる!!」
コメント欄
・キラーパイソンは危険指数どれくらいだっけ?
・キラーパイソンの危険指数は、約1000~2000のはず。
・頑張れ!!キラーパイソンを倒せれば、ゴーレムも強くなれるぞ!!
・ていうか物理耐性ってこんなに強いんだ…正直キラーパイソンの毒牙を食らった瞬間、終わったと思っちゃった…
キラーパイソンの毒牙を次も防げるとは限らない…なら、直ぐにでも倒さなければ!!
「お前が俺の言葉を理解できるのなら、スタン効果を発生させた後そのままキラーパイソンに攻撃しろ!!できるな!!」
ゴーレムはまるで『任せろ!!』とでも言うかのように頷いた後、衝撃波のスキルを発動させた…キラーパイソンを含めた周囲の人間すらもスタンさせた。スタンの時間は少ないが、その少ない時間でさえもキラーパイソンにとっては致命的だったようだ。
「そんな!!俺のキラーパイソンが!!バフを掛けているのにどうしてお前のゴーレムの防御力を突破できないんだ!!毒牙が通じないのもおかしいだろ!!」
「キラーパイソンの弱点はすでに把握済みだ。物理に耐性があると、いくら弱いモンスターにでも負けてしまうんだ!!逆に魔法に対しては強いという点もあるが、ほとんどのゴーレムは魔法を使わないから、キラーパイソンとの相性は良いはずだ!!」
「くっそ…ならば!!『トリニティフォース』ゴーレムを粉砕してしまえ!!」
キラーパイソンの体が一回り大きくなった気がする…しかし謎のバフである『トリニティフォース』が機能する前に、なんとかキラーパイソンを倒すことに成功した…
『ツインヘッド・リトルゴーレムLV1が、安藤邦広のキラーパイソンLV18を討伐しました。LVが6に上昇しました。加えてキラーパイソンの毒牙を獲得しました。』
「俺のキラーパイソンが…ゴーレムなんかに絶対に負けるはずがないのに!!ふざけるな!!」
安藤はダンジョン省の入り口から走り去っていった…
「なんとか助かった…彼のキラーパイソンを殺してしまったのは申し訳ない…」
コメント欄
・大丈夫。キラーパイソンのことを殺してしまったのは正当防衛だから!!証人ならここに居るから安心して!!
・なにか言われてもこの映像を見せれば大丈夫やで!!
・こんな状況で聞くのはあれなんだけど…どれくらいLVが上がった?
・そうじゃなくて、これからどうするのが大切なんじゃないか?
安藤は一体何処に向かって走っていったのだろうか…これから、変に巻き込まれないように気をつけよう…
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