第5話 商業ギルド①

昨日買ったクズ魔石をライトと鎌にセットした。使えるか宿の庭でこっそり確認した。どっちもちゃんと動く。


一応、冒険者ギルドの依頼も見て、特にかわりがなかったので、商業ギルドへむかった。


商業ギルドは登録がなくても、商品をギルドに売ることができる。


商業ギルドの依頼ボードも確認する。

メイド募集、翻訳、魔石充填、荷運び、店舗手伝いなどたくさんある。


魔石充填は、商業ギルドでの作業だ。これなら安全かな。


まず、昨日買った魔道具を売ろう。2銀貨くらいで買い取ってくれないかな。


「買い取りお願いします。」

『ギルド会員ならカードをお願いします。』

「商業ギルドのカードはありません。冒険者ギルドのカードがあります。」

『かしこまりました。商業ギルドに登録しますか?』

「商業ギルドに登録しないとボードの依頼は受けれませんか?」

『依頼ボードと買い取りのみ冒険者ギルドのカードでも受けることは可能です。』

「では、これを買い取りしてください。」

『変わった形のライトの魔道具ですね。手持ちタイプですね。つけてみますね。明るいですね。光量の調整もできますね。5銀貨でどうですか?』

「はい、お願いします。」

『こちらは鎌ですね。鎌はあまり切れないし、よく持ち込まれるので、50銅貨ですね。』


あれ?鎌の効果知らないの???


「鎌、切れますよ??もし切れたらライトと同じ5銀貨で買い取ってもらえませんか?」

『え?』

「きちんと試したので、切れます。」

『鎌は、すみません。50銅貨になります。』

「わかりました。では、商業ギルドで在庫にある鎌を購入させて下さい。」

『え?少々お待ちください。』


売ってくれるのかな~冒険者ギルドに持っていっても同じかなぁ。商業ギルドにある在庫60銅貨くらいで売ってもらって、大量の鎌を売ってもいいかな〜


『商業ギルドのサブギルドマスターです。こちらの部屋へどうぞ。』


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る