青空を茜雲喰う残暑かな

あおぞらをあかねぐもくうざんしょかな


季語は「残暑」です。


この句は、青空が夕方の茜雲に変わっていく様子を見て詠んだものです。

青と茜の対比も面白いかなと思って句会に出しました。


お二人ほど選をいただいたのですが、先生からは以下のようなコメントを。


・色の対比などを狙って作ると大抵うまくいかない。

・上五の「青空を」が理屈っぽくなっている。

・中七と下五は良いのでそれを活かして、上五を再考してはどうか。

・上五に地名などを入れても良いのではないか。


ご指摘を受けて、なるほどなと感じた次第です。


例えば、「東京を茜雲喰う残暑かな」などとしてみると、意外性というか、個性が出るかなと感じました。

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