枝豆や咳き入る妻の背をさすり
えだまめやせきいるつまのせをさすり
季語は「枝豆」です。
これは枝豆を食べて咳込んだ妻の背をさすっている情景を詠んだもので、ほっこりした感じや夫婦の情愛が出ているとのことで入選をいただきました。
ただ、
・「枝豆や」が説明的(ああ、枝豆食べてゴホゴホとしたのねと意外性がない)。
というご指摘をいただきました。
確かにそうだなと思います。
兼題の「枝豆」が動かせない以上、中七以下の表現を変えるべきだったなと考えています。
「咳き入る妻の背をさすり」を活かすとすれば、別の上五、季語を持ってきた方がよかったですね。
「長き夜や咳き入る妻の背をさすり」などとすると別のドラマが浮かんで来る感じがします。
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