第92話 容疑者の一人(17)

「えっ!」


「あっ!」


「は、はい」


「大丈夫です」


「楽しめました、姫殿下……」と。


 ウルソーを含んだ、近衛騎士団の者達は、自身の身体を震わせ、わたくしに怯えながら。


 みなが仲良く、わたくしへと言葉を返してきた。


 だからわたくしは彼等に。


「そうですか、それはよかった」と。


 満身の笑みを浮かべつつ告げると。


わたくしに無礼を働いたこの男の処分、亡骸は。貴方達に任せますね。と、告げると。わたくしは威風堂々と。その場を後にしたのよ。アン……」と。


 わたくしは長々と、陛下を裏切った者……。


 わたくしの母を殺したかも知れない男と接触したのだと。


 アンに説明をした。


「女王閣下、なるほどですね……。じゃ、ウルソー将軍は黒ではなく、白だと言う事ですね?」


「ええ、多分……」


 アンの問いかけにわたくしは言葉を返し。


「でも、ドン宰相と繋がりがあることは間違えはないですから気を付けてくださいね」と。


 アンに告げると。


「分りました、女王閣下……。わたくしの主人や手の者達にもそう告げます」と。


 アンから言葉が返るので。


「おねがいしします」と。


 わたくしはアンへと言葉を返すと。


 今後誰を探ればいいかを二人で親密な会話を続けるのだった。



 ◇◇◇


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