第15話 幽閉後は? (2)
「ああ、私もソフィア、お前の事を愛しているよ……。一人の女性としてね……」と。
だから
慌てて陛下から離れようと試みるのですが。
陛下は
そのまま激しく貪り、愛撫してきた。
だから
その場から逃げようと試みるのですが。
もう既にあのひとに抱きつかれ、押さえつかられている
女のか弱い力で暴れ、抗い、逃げようとしても。
発情した獣のオスがメスを捕らえた時の力は、大変に優れたものだから。
ドレスや下着を力任せに全部破り、剥ぎ取られてしまう。
だから
「お父さま、お許しを……」、
「ソフィアはお父さまの実の娘です。だから許してください。お父さま……」
血をわけた
何度もあのひとに嘆願をした。
でも、あのひとの口から漏れる言葉は。
「ソフィア、愛している」、
「儂の子を産んでくれ」、
「ソフィア、お前が産んだ子が、次の王だ分ったなぁ……」と。
陛下も、
自身の腰を振り、突きして、
その悪しき行為は、夜明けまで続けられるのだが。
その日を境に十日間ぐらい毎夜、夜明けまで続くから。
最後に
だから
そう、若くしてこの世を去ったお母さまの再来のように振る舞いつつ。
あのひとの寵愛を一心に受けながら
だから
親の愛情に飢えていた
あのひとが
「ソフィア、いるか? 私だが、お前に会いたくなって尋ねてきた」と。
今日も昼間から、あのひとが、
大変に嬉しい気持ちもあるから。
今日も
「あなた~」と。
◇◇◇
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