第13話 幽閉(2)
だって
只母の面影を残すだけの女としか、未だに見てはくれませんから。
幼い
「ああ、煩い! 黙れ! この化け物がぁっ!」と。
あの時の
「この娘の甲高い声が、私の耳に触るからぁっ! 早く棟へと連れて行けぇっ! 今直ぐにだぁっ! お前達ー!」と。
だから兵達数名は、
「いやぁ~、離してぇ~。離してください~!
「
今直ぐ
でも
皇女としての地位も失い、一族から追い出され、只の娘になった
兵士達は聞く訳はないから。
「煩い!」
「只の娘の癖に生意気!」
「王はお前の顔等見たくはない。気持ち悪い、病気持ちの娘だから。早く連れて行けと言ってらっしゃるのだ!」
「だから早く来い! 娘!」
「早くしろ!」
「早く、来い!」と。
自身の両足を使用して、床で踏ん張り──!
部屋を中々出ない、
最初は腕だけを強引に引っ張るだけだったのですが。
先ほど
お母さま譲りの、
そう、まるで性奴隷のように強引に幽閉棟へと連行されました。
ケラケラ、ニタニタと笑う、ドン宰相や。
その後は、陽の当たらない部屋……。
そう、この部屋で一人寂しく、暮らしています。
まあ、今の
あれから
◇◇◇
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