第二回 国際世界組織

 こんにちは、茶寓です。やって来ました「教えて、茶寓さん!」のお時間です。


 第二回目は、国際世界組織についてお話します。

 全部で五つありますね。一つずつ解説していくので、慌てずに行きましょう。



 国際世界研究所


 五つの部から構成されており、日々研究に没頭している。他の国際世界組織に、シニミや魔道具の研究内容を報告してくれる。ソフィスタとは大親友である。


 総部長 総副部長


 部長 副部長


 上等研究者 中級研究者 下級研究者


 毎日研究し、成果を出せたら階級もアップするようです。ここにいる人たちは、大半が戦闘には出向きません。

 他の四つがデータを送り、解析してくれるのです。なので、毎日シニミと鉢遭う私たちとは、確固たる信頼が育まれています。

 総部長さんの顔は、一度も見たことがありません。実は、研究所の人も同様なんだとか。総団長会議の時ですら、マイクもカメラも切って参加しています。代わりにチャットに打ち込んで、意見を述べてくれます。



 国際世界警察署


 六つの隊から構成されており、罪人を扱うのが主な仕事。警察以外にも、司法――裁判所――として働く場合もある。

 未解決事件の情報収集もするが、やや人手不足。近年は、手が付けられない事件も増加している。直轄刑務所のゼロ脱獄者は、三十五年目に突入した。


 総隊長 総副隊長


 隊長 副隊長


 上等隊員 中級隊員 下級隊員


 冤罪を一度も出さずに、罪人を正当に裁いたら階級が上がるようです。誤認逮捕を避けるため、あらゆる手段を使って証拠を集めるのです。私たちと似ている部分もありますが、最大の違いはシニミです。

 警察署は、怪物関連の事件は管轄外なのです。つまり、あのバケモノたちをボコるのは、私たちの役目ということです。

 ここに捕まってしまったら、罪を認めるまで惨い折檻が待っています。良識を持っていれば、無縁でいられますよ。



 国際世界医療機関


 構成内容は特殊で、扉担当と出張組に分けられる。扉は二十番まであり、国土によって出張の人数が変わる。

 どんな大怪我でも完治してくれる、優秀な『回復魔法』の使用者のみが採用される。五つの中で、ダントツのブラック企業でもある。


 総院長 総副院長


 扉担当責任者 扉担当副責任者


 出張責任者 出張副責任者


 ユーサネイコーの人口の内、『回復魔法』ができるのは三割しかいないと言われています。重宝される方々が務めているので、患者もたくさんの感謝を届けています。

 もちろん、私たちもお世話になります。『DVC』の医療棟は、一週間程度で治る怪我が限界です。

 扉の数字が少ないほど、重症者を扱います。医者たちも寝不足の日々が続くので、どうにかして人材を増やしたいのが、総院長さんの悩みだとか。出張責任者は、毎日担当の国の状況を報告するので、これまた忙しい。



 国際世界政府


 十二個の省から構成されており、それぞれに役割分担されている。ユーサネイコー全体の情報――国や個々の情報、シニミのデータなど――を取得しており、国際世界組織の中で一番偉い存在でもある。また、ブレイズバーストのような、倫理に反する勅令を出す権限も持っている。


 総省長 総副省長


 省長 副省長


 上級議員 中級議員 下級議員


 上手な演説をすれば、等級が上がるらしいですよ。実行するかは分かりませんがね。省ごとに、人気の差が激しいらしいです。人柄の問題でしょうか?

 すべての個人情報を持っているのが、忌々しいですねぇ。まぁ、そのおかげで千道くんの存在証明はできましたが。悪用でもしたら、信用がガタ落ちですね!



 国際世界調査団


 八個の団から構成されており、本拠地は別々の国にある。主に人助けをしているが、一番多い依頼はシニミ討伐である。

 戦いが主になる戦闘団員と、それ以外の依頼を中心にこなしていく非・戦闘団員に分けられる。


 総団長 総副団長


 団長 副団長


 上級団員 中級団員 下級団員


 依頼をたくさんこなし、信頼を勝ち取ったら等級が上がります! 戦闘団員と非・戦闘団員では、階級が同じなら時給は変わりません。

 ちなみに、依頼で貰うお礼の品は、給料とは別途です。言い換えると、一獲千金のチャンスもあり得ます。



 どの組織にしろ、階級が上である人ほど給料日が楽しみになります。千道くんは、どこの団にも所属しない『無所属』です。

 もちろん、戦闘団員になりました。上に登っていくのが、楽しみです!


 今回はここまで。

 次回は、ソフィスタがもらう依頼の種類を、解説していきます。


 茶寓でした。

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