教えて、茶寓さん!

第一回 ゼントム国

 おはようございます。二代目総団長・茶寓 娧己です。「教えて、茶寓さん!」のコーナーが始まりますよぉ!

 全部で五回あり、いわゆる裏側の事情を知ることができます。さぁ、早速行きましょう。


 第一回目は『0』の舞台となった、ゼントム国について話していきます!

 まずは、基本情報とかですかね?



 ゼントム国


 ソフィスタの本拠地がある、小さな島国。辺鄙な場所にあるので、隣接国はない。現地人よりも、ペンギンとアホウドリとかの方が多い。

 運がよければ、アザラシの転がり大会が見れる。年中通して気温が低いので、半袖は要らない。


 首都:マキミム 人口:536 エリア(㎢):3,027 人口密度:0.178

 公用語:ゼントム語 主な種族:人間 通貨:マニゾン

 年間平均気温:15  ワープポイントの数:4



 とても狭い島国ですねぇ。一週間もあれば、徒歩で一周することができますよ。元から交通機関はないのですが、困ることもありません。

 特に冬は寒いので、暖炉の準備が必須です。春には崖に花が咲き始めるので、秘密の観光スポットにもなっているんだとか。


 では、ワープポイント地点を中心に話を進めますね。本編でも話した通り、これは一種の移動手段です。他国にも設置してあります。数が多い所もあれば、ここより少ない国も。

 ちなみに、これは国際世界組織の人にしか使えません。何故なら、正社員――ソフィスタの場合は、正団員という――証明書を使用しますから。

 千道くんにも、練習がてら試してもらいます。機能しなかったら、大変困りますからね。



 DVC


 ソフィスタの本部。団員は依頼を確認したり、一般人が直接頼みに来たりする。大食堂は誰でも使用できる。ただし六階以上からは国際世界組織のみで、八階以上は誰だろうと完全予約制。

 至る所に案内図もあるが、迷子になってしまう人もいる。医療棟や尋問棟で働いている人たちは、正団員ではない。八個の団の本拠地は、それぞれの国にある。

 一般人が入れる時間は、朝の七時から夜の十時まで。時間外に入ろうとしたら、不法侵入の警報が鳴り、即刻つまみ出される。


 メインストリートの中央に行くと、自分の依頼を確認できます。もちろん、本拠地からでもスマホからでも。一番近い場所から見ておくのが、一番ですね。

 大食堂が、一番人気の建物です。わざわざ他国から来る人もいるほどなので、誇らしいです。

 千道くんの家は、DVCの中にあります。なので、最高のセキュリティに守られていると言っても、過言ではありません!


 モセント駐車場


 ゼントム国内で唯一の交通機関である、空中タクシーが置かれている。料金が高いので、使用する人は金銭に余裕がある。

 前は一台しか停められなかったが、土地を開拓して二台分になった。これ以上は、地元の人から反対されている。

 タクシー自体に、特別な魔道具が埋め込まれている。誰かを降ろしたら、すぐに帰る人を乗せて出発するので、ローテーションは速い。


 タクシーの色はランダムです。よく見るのは灰色ですが、たまに金色が来ます。色ごとに造りも違うので、一気に六人乗れるモノもあるんだとか。

 とはいえ、この国に来るのは大抵一人用ですが。箒で移動できる距離だと良かったのですがね、この国は海の端っこに追いやられているのです。



 ルージャ山


 本編ではずっと、青紫色の重い雲に囲まれていた。危険地帯から解放された現在は、自然の山菜が豊富になった。

 快適な山登りが出来るようになったので、頂上からゼントム国を一望する人も増加している。

 麓のすぐ近くに、パペ住宅街がある。最近は賑やかになり、健康な人が散歩しているのが目撃されている。


 千道くんは、よく頑張りましたね。危険地帯を解決したと、他の総長に話したら、満場一致で合格になりましたよ。

 彼は国際世界組織で、少しだけ有名人になってしまいました。けれど、これからの頑張りで印象は変わるでしょう。



 マキミム博物館


 千道くんが最初に助けられた場所。屋上に移動していた。東側にある。博物館はここしかない。一番の特徴は、自分の記録を展示できる点である。


 賞やトロフィーを、大切に保管してくれますよ。世界に誇れるような内容でしたら、公に展示されます!

 大食堂に限らず、ここに来る人も数多くいます。もしかしたら、有名人にバッタリ会えるかも?



 今回はここまで。

 次回は国際世界組織について、お話ししていきます。


 茶寓でした。


――――――――


 地図

https://kakuyomu.jp/users/henavelro/news/16818023212662378080

 

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