第12話 ほにゃらニーズ
毎日のように午後のニュースで会見やその後について報道されていましたが最近少し落ち着きましたね。毎日毎日同じことを永遠と……と思っていたので落ち着いてくれて本当に良かった。結局のところ、被害を受けた方々が一番に望んでいることは成されたのでしょうか。そこんところ報道してほしい。ああでもないこうでもないと、両者の揚げ足を取る報道ばかりで誰のためになるのでしょう。
アラサーになり、急に崖から落っこちたようにほにゃらニーズ沼に落っこちた人は俺です。推しは今画面の中で元気に大縄飛びをしています(十二回飛べた)。ほにゃらニーズの各グループのYouTubeチャンネルはほぼ網羅しています。FCは歯を食いしばってひとつに留めています。
すごいですよね。かっこよくて、かわいらしくて、おもしろくて、歌もダンスもうまくて。そんな人たちの集まりが、水分量足りなくなってきたアラサーの潤いにならないはずがない。
若かりし頃は「アイドルなんて軟派な!」とトゲトゲしていました。ビジュアル系バンドを愛する者にとってアイドル、ひいてはほにゃらニーズは特に天敵でした(なぜかそういう風潮だった)。高校生ながら津々浦々ライブに通い、「◯ねー!」などとヴォーカルR氏に煽られながらヘドバンに明け暮れる日々。それの後遺症なのか、首が痛くて上を最後まで見れない(病状の説明の癖)。夜行バスで地元に帰ってきて駅のトイレで制服に着替えてそのまま学校。青春すぎ。
お子が爆誕してからというもの、ライブに行けなくなり……それからです。ほにゃらニーズの魅力に気づいてしまったのは。はじめは「へぇ〜、おもしれぇじゃん」ぐらいの上から目線で、家事育児の合間に見ていたYouTube。それがどんどん曲を聴くようになり、想像の五百倍くらい上手くていい曲で、ライブ映像を凝視し、歌、ダンス、ビジュアルもさることながら演出や照明も恐ろしく良い。えーんかっこいいよ〜もう降参だ〜と平伏し、FCに入会しました。もうどっぷりぬか漬け。家事そっちのけで(おい)日々無料有料様々なコンテンツを楽しませていただいております。幸。
まだ問題は山積みなのでしょうが、彼らにはなんの罪もない。彼らがどうか、毎日健やかで楽しく、変わらぬ笑顔で過ごせていますように。
今後はビジュアル系とほにゃらニーズの二足の草鞋で生きていきます。なんの宣言?
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