505話 電子顕微鏡大国日本。(1930)

そういえばスペイン風邪のとこでもお話ししてますが現時点での世界人口は

20数億人です。


ネルソン・ロックフェラーさんとか、

ロスチャイルドさんの家系の方とか、

大金持ちの方々はいますが、今の宇垣昌弘の経済的な影響力もたいしたものになっています。


なんせ人型ゴーレム達は昌弘をマスターとして慕い絶対の忠誠心を持っています。

彼らの人数は1億人を超え、こちらの照和日本側世界に居る人間が7000万人を超えてます。


米ドルにせよ日本の円紙幣にせよ、いくらでも錬金工場(中級)で、コピーが可能なのでお小遣いを貰わなくても大丈夫なのですが、

昌弘も余っているので彼らにお小遣いをあげています。


平均的労働者の10倍の年収ともなると、かなりの高所得者。

令和の日本でも月給が大卒初任給の10倍の給料ともなると、かなりお金が余って、購買力を持っている事がわかります。

さて、彼らの購買力を使えばかなりの経済ブーストをかける事が可能なのですが、彼らは錬金工場の中級レベル以上保持者ですからね。


東洋レーヨンや帝人以上のナイロン、ポリエステルなどの量産能力も持っています。


あのゴアテックスモドキのサクマテックスですが魔法無しの状態でも、かなり耐火能力や耐冷能力が高いんです。


これって、もしかして宇宙素材とも言われたアレ?、、、


宇宙服にも採用された断熱構造素材のエアロゲル?

もしくは、それに類似した何か?


かなり素材の素性がいいんですよ。

いや、これに近い性能の物ならダンジョン素材で作れますけど、これを色々と試して改善していけば、より素晴らしい素材になるかもしれません。


ここで、ありとあらゆる研究に大金をかけていた向こうの昭和日本が大きな成果を出しました。

それは世界に先駆けての電子顕微鏡の開発と世界的特許取得です。


しかも錬金工場(超神級)のおかげで

量産モデルの大量生産にも成功しています。


研究開発を行っている大学や企業にとって電子顕微鏡の有り無しは大きな違いになります。

日本中の大学に電子顕微鏡が置かれて活用された事と、大勢の人型ゴーレムの技術者が常駐して整備して

使い方を教えたのは日本の研究レベルを大きくレベルアップさせて、研究を進めました。

そして日本の各企業に対しても電子顕微鏡は販売され、史実よりも日本の各企業の研究レベルを飛躍的にアップさせます。


電子顕微鏡の製造と大量生産は開発の最先端を行くドイツでも難しい技術です。


日本はこのスタートダッシュで3〜4年の間、世界のトップを独走できました。


そしてドイツでも一部の大学で少しずつ電子顕微鏡が導入されています。

ベルリン工科大学では電子顕微鏡を作れましたが、予算の問題もあり複数を生産するのも大変そうです。


照和日本でも電子顕微鏡によるスタートダッシュが始まるのです。


その物体の強度を確かめるプレス型強度計測器や引っ張り型強度計測器なども日本の宇垣の製品は世界の最先端を行っています。


それに電子顕微鏡も加わります。


細菌やウィルスの研究も更に進むでしょう。


拡大したサクマテックスの構造が見れた事は改良に更にプラスになりました。


こういう生地にすれば防水でありながら水蒸気を外に出せると目で見えたので製造する時にイメージし易くなりました。

より理想的な構造にできるでしょう。

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