494話 購買力7億人超え?

ゴーレム達のマスターからのお小遣いは1人あたり月に200円。

年収は最低でも2400円です。

ボーナスが出るので3000円にもなります。

ちなみに初任給は20円から21円なので

初任給の10倍です。


アメリカ方面のゴーレムは労働者の平均年収が2000ドルなので年収はその10倍の2万ドルです。

月給は1666ドル。

フォードA型を毎月買える金額ですねえ。


初任給の10倍の金額がお小遣いです。

もちろん幹部などの役職者はそれよりも上です。


しかも彼らは日本の税金を支払っていません。

手取り金額がこの金額です。

ダンジョン内に住んでるうちは移住とは言えませんから。


購買力は日本の若手の労働者7000万人の10倍の7億人に匹敵するかもしれません。


以前にゴーレム達はゴーレムネットワークに入っていると書きましたが、

食べログアプリも誕生しました。


銀座のうなぎ屋さんとか、名店の藪蕎麦さんにはつい行ってしまいがちなので、エリアサーチして仲間のゴーレムが大勢入っているようなら遠慮するのがマナーになりつつあるのですが、

最近は戦前日本の食べ歩きがゴーレム達の間でマイブームになっていまして、必然的に食べログも作られたというわけです。

例えば、街の洋食屋さんのメニューや

値段も検索してあらかじめ確かめる事もできます。


こうしてゴーレム達は全国に分散して

色々と買い物をするようになったのですが、購買力の高い金持ちが大勢増えた事はとんでもない経済波及効果がありました。


アメリカでは炊き出しを食べて政府の予算を食い潰す500万人の失業者。


日本では日本中に散らばりながら、

とりあえずは1000万人のゴーレムの金持ちが色々と消費して経済に良い影響を与えます。


今でも売れ過ぎて困ってる宇垣マーク1やミゼットの注文はNGですが。


なんせ日本人からの注文に応じるのも

一苦労なほど売れています。特にミゼットのトラックやファミリーカーが。


そして売れ過ぎて困っているのが漫画雑誌です。


関連業界に大きな経済的好循環が生まれています。

仕事の量はデスマーチと言われていますが。

まぁ、月に7000万部も売れる体制を作るという大ビジネスチャンスなのですから、頑張ってほしいものです。


あっ、新聞は1割の700万人が購読したとしても大変な事になるので、ネットワークで読むように言い聞かせてます。


漫画雑誌はコレクションしたいから、

『絶対に買うっ!』と言われてしまいました。


こうしてゴーレム達が消費に好循環をもたらした為世界大恐慌の最中に日本だけが経済を高く成長させ高度経済成長します。


ちなみに日本の失業率は先進国の中で最も少なくなります。


二番煎じを狙ったゴミのような漫画雑誌を作った、愚かな出版社が多額の負債を抱えた様子です。


漫画のハードルは上がっているというのに、下手な絵の漫画の雑誌なんか出すから、、、

表紙からして下手でしたもん。


ゴーレム達は『立ち読みする価値も無い』と酷評しています。


1000万人が買い物して大丈夫だったのですから、1500万人にしてみますか。


それでも大丈夫なようなら、2000万人にGOサインを出しましょう。


しかし、、、これだけの購買能力のある人間が7000万人もいるのなら、Amazonのようなアプリ、ラインのような日本アプリを作って日本だけで商売できそうですね。


そしてサギ紛いの商品を販売しているチャイナ&周辺国をシャットアウトすれば日本人が安心して話せて、安心して買い物できる事ができるでしょう。


世界と繋がらないクローズドなネット環境か、、、考えてもいいかもしれません。


まぁ、ゴーレム達にはすでにゴーレムネットワークがあるんですけどね。

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