475話 世直し減税内閣②

こうして衆議院議員1年目にして超党派の世直し減税内閣を組織する事になった宇垣昌弘。


あの未来の財務省の先祖だけあって、

一度掴んだ利権を手離させるのは

ものすごく大変でした。


しかも説得で納得させたわけではなく、宇垣が納めている多額の納税額をチラチラ見せながら、『納税止めるぞコラ!』と脅迫し、睨みつけて、やっと減税を納得させれました。


(それ以外にもちょっとした裏技がありました。

この時代は2大政党が官僚の囲い込みをしており、勝った側の政党が贔屓にしている官僚が上に立つという、まるでアメリカのように政党の勝敗でガラッと官僚組織が変化する時代だったんですね。

それを弱めて官僚に恩を着せたのです。)


①から④まではできたので、次の段階に進む事ができます。


次はガソリン税の削減です。

宇垣自動車はガソリンタンクのガソリンを満タンにして納車したり、6ヶ月点検後や1年点検の後にガソリンを満タンにして納車するサービスをしていましたので宇垣の車のオーナーさんは宇垣から恩恵を受けていたのですが、日本は1925年まで、あまり原油が取れておらず、石油輸入国でした。

主にライジングサン石油系やロイヤルダッチシェル系のからの石油を頼りにしていました。


今はどちらかと言うと日本の宇垣の方が日本近隣の石油販売網を持ちつつあるという感じですね。

アメリカが輸入国になりつつあり、

オランダの(インドネシア)の石油を買っているからですね。

なのでロイヤルダッチシェルの抜けたとこを日本が販売しています。


まぁ、日本のガソリンの値段ってく産油国にしてはちょいお高めですが、向こうの昭和日本と違って、照和日本ではこれから道路の舗装と整備が必要ですからね。


1800年頃に測量によって日本の地図を作り始めた伊能忠敬の前に色々できれば日本の面積を広げたり、色々とできたんですけどね。

世界準管理者権限で。

まぁ、沖ノ鳥島も大きく増やして、

満潮の時も3mほどの高さで出ていますし、灯台も横に作りましたし、珊瑚礁も増やして波を消すようにしています。

沖ノ鳥島のまわりはコンクリートでがっちりと固めている為、これで大丈夫でしょう。港も作りましたし。

このような絶海の孤島の要塞化は宇垣の得意技です。


その分、朝鮮半島は何故か小さくなってます。朝鮮の領海を増やしそうな島は

どんどん少なくなっています。

まぁ、あの半島は小さくていいでしょう。



それにしても、酒などの嗜好品からは

税を取ってよしと思う政治家がこんなに多いとは、、、

その他の色々な税金も国際標準より高いのは全部下げましたよ。


電気、ガス、水道も一般的な家庭の料金が更に下がるように減税しました。


まぁ、酒好きなら、下がった分は多く酒を買って来て飲むだけになるかもしれませんが。


この減税のおかげで日本は更に好景気になっていきます。


総理になった時に、一気に官僚の洗脳を増やして官僚を配下にして日本を掌握できたので、これからはゴーレム移民を増やすのも、もっとやり易くなるでしょう。

まぁ、完全に掌握できたと言っても、

軍隊の完全な掌握は、まだできていませんが。

中央の官僚組織の掌握は儲け物でした。

これによって陛下に了承がいただければ、即座に減税が可能になります。


高橋是清さんや優秀な官僚によるアメリカの株の大暴落対策室も作られました。


総務省の財務課に配属されるのは

経済学をよくわかっている人間のみに

なるようにしたかったのですが、この時代の東大の経済学部ってマルクス経済学派閥に占領されてますから、

まずは日本中の大学の経済学部からマルクス経済学を追放して洗脳工作を徹底しないといけないです。


恐ろしいものです。


経済学といえばマルクス経済学しか知らないので、経済政策を考えさせるとマルクス経済学を思い返しながら政策を考えてくるのです、、、


古典的経済学とケインズ経済学で洗脳して頭からマルクス経済学を消さないといけません。

前にも色々とやっていたのですが、

マルクスの残滓がかなり残っている事に気がつきました。


マスコミからはマルクス経済学的な思考をかなり除去できたのに、この有り様です。


あらためてマルクスが常識になってる派閥の厄介さに気がつきました。


ザイム真理教との戦いの前に、マルクス真理教との戦いです。


そして、増税するなら、『まずは嗜好品でいいだろ派(タバコと酒税を上げとけ派)』の勢力も多いです。


酒造メーカーも反対しても無駄だわと

諦めていますし、、、


いや、だからって、あのビール税の高さは異常なのですが。


まぁ、日本は欧州とかと違って、水道水が美味しく飲める国ですからね。


安心して飲める水が少なくて、ビールやワインで水分を補給する事を考える欧州の国とは、そりゃあ税金も違ってきます。


日本ですが都市部の水道水の品質は

更に上がって美味しくなっています。



高橋是清さんや財務の官僚の幹部には

クルーグマンなどの未来の経済学の勉強会をするようになりました。


日本国内にインフレにならないように気をつけながらなるべく多くの通貨を流通させないと経済成長しませんしね。

ゴーレム達にお金を持たせて日本国内でお金を使わせるのは良いやり方だったかもしれません。

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