471話 私立宇垣学園爆誕(1929照和日本)

日本では自立している自作農家を増やそうとはしていましたが中々上手くいきませんでした。


まず、何か特産品になるような農作物やその農作物の加工品か、何らかの別の加工品か商品がないと豊かになる事は難しいのが現実です。


例えば、酒造メーカーは高品質な酒米が欲しいので腕のいい農家や村を囲い込んで酒米を作ってもらって高く買い込んでウィンウィンの関係になってますし、

明治前の大名家が元家臣の農家を助けながら、特産品を育てて豊かに暮らしている村もあったりします。


善政はしておくものです。

いまだに井伊の殿様にお仕えしていた時代の事を懐かしがっている土地もありますし、

東北で大開拓して今は豊かに暮らしている、仙北平野の佐竹侯爵と家臣の人達なんかがそうですね。

3890ヘクタールもの広大な土地が豊かな土地に生まれ変わりましたもんねえ。


(もっとも、宇垣昌弘は『俺はもうやらないぞ!!影武者に全部やって貰う!!』と言ってますが。

住んでる人達に一旦引っ越してもらってゴーレムを動員してガンガンやったくらいですから、よっぽど前の開拓の時が疲れたのでしょう。

仙北平野が終わっても次があると思うと疲れも溜まります。

その後に更に北海道の大開拓があると思っていたら心が折れていたかもしれません。)


これらの宇垣に大きな関わりのある農地は、今でも宇垣は影に日向に助けています。

(雪が多く降る地域は大型ゴーレム除雪車で除雪もしていますし。)


宇垣が関わって地主になっている村は

地主のゴーレムが村を管理して機械を導入して、宇垣ファンドで資産を増やして豊かな村になるように努力して育てています。そして村の村民が豊かになるように気を配っています。



そして教育にも乗り出しました。


私立宇垣高校が作られましたが、これらの高校は中高一貫教育で『インベスターZ』の道塾をモデルにしています。

これらの学校は親からは一円も受け取らず、入学金ゼロ、授業料ゼロ、全寮制で寮の費用も教科書も参考書も無料です。

もちろんユニフォームなどのすべてが支給されます。


もちろん学園は巨大ゴーレムであり、

イジメなどがないように監視されてもいますが、先生などの関係者も全員がゴーレムで、生徒は頭脳明晰な生徒ばかりなのでイジメは全然起きません。


あのインベスターZの道塾は素晴らしい学園ですからね。

入学試験で1番になった生徒が投資部という特別な繋がりを持ち、1年に1人ずつ優秀な生徒を育てるっていうのは素晴らしいですよ。

投資は絶対に学んでおいた方がいいものですが、それ以上に人間的に成長できます。

そして人脈も作れて、そのインナーサークルに入れるのですからね。


何かあったとしても人脈で弁護士、税理士を紹介して貰えるし、本当に名医の先生も紹介してもらえるでしょう。

頼れる弁護士や税理士がいる事がどれほど助かる事か。



作者は週に2回7年以上、家庭教師の先生に教わってきました。

勉強以上に先生から教わった物は多かったです。

色々な本を読む事、家庭教師の先生に色々と質問できる事は凄く作者を成長させるきっかけになったと思います。

そして大学に合格できたのも先生に教わったおかげです。


インベスターZの主人公くんも各学年のトップの先輩達と親しくなれたのは

凄く主人公くんを成長させていると思います。

それが6年間ですからね。

中高の6年間にこんなに成長できる機会が色々と与えられるなんて素晴らしいですよねえ。


そして、道塾を卒業して、大学を卒業しても、5年前に社会に出て職場でリーダー格の立場になっている先輩達に有益な情報を聞けて、後輩達を導いてという環境で更に人間的に成長できるんですもんねえ。


作者はLINEは危険なのでやっていませんが、メッセージアプリもあまり大勢とは繋がらずにこういう先輩後輩の限られた人達と繋がるアプリをメインにして、繋がるのなら有益でしょうねえ。


人の繋がりと言いますが、よほど信頼できる相手でないと相談事はできないものですからねえ。


インベスターZの主人公が繋がっているのは中学1年生の時の高校3年生から中学2年生までの5人の学年の主席の先輩達と、次に入ってくる後輩達5人です。

しかも投資部という重大な秘密を奥さんにも言わずに墓まで背負って行き、

同じ投資部の先輩達や後輩達しか相談できない閉ざされたインナーサークルのメンバーだけに繋がりが深く強くなるんですよ。

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