466話 好景気でも破産?アメリカの銀行破産。
さて、ここで触れておきたいのは、アメリカでは1900年から1920年代に至るまで、銀行設立ブームだったと言う事です。
アメリカでも銀行の数は過剰なのでは?と囁かれていたくらいに、
アメリカでは銀行が増え過ぎていました。
1921〜1929年の好景気な時でも農業が不振な州を中心に5712行もの銀行が倒産しています。
好景気な年代なのに年間に600行もの銀行が倒産しています。
しかもこの内の75%の銀行が連邦準備制度に加盟していない。
いや、連邦準備制度に加盟している銀行ですら、年間に150行くらいも倒産していると酷さと言うべきか、、、
主力の産業が農業しかない、しかも人口の少ない州の銀行の破産の波は大波となり農業州を疲弊させていった。
なんせそういう小さな町では銀行の受け皿など1行くらいしかなく、そんな場所にわざわざコストをかけて支店を開こうとする銀行なんてアメリカにはいない。
5712行の銀行に預金を預けていた人達の境遇を考えるとなんとも言えなくなってしまう。
ただでさえ疲弊している農業の町が
更に酷い事になっていくのだ。
日本では地方の住人の貯金の受け皿として郵便局があるが、倒産しない上、預金も保証される郵便局の存在がいかに日本にとってプラスに働いているかよくわかるというものだ。
しかも、この照和日本だが、宇垣が間に合ったおかげで照和金融恐慌が起きていません。
金融危機の時に銀行が倒産せずに、
『一般庶民の預金は全額が保護される。』と政府が発表して言い続けた事が、このアメリカの株の大暴落でもプラスに働いています。
取り付け騒ぎの時も普通にお金が支払われて、全然銀行が倒産した報道が無いので取り付け騒ぎは収まっています。
そして宇垣の支払っている多額の税のおかげで日本の国家予算が伸びている事もプラスになっています。
むしろ、銀行という存在を管理しない
アメリカの経済政策に唖然としてしいます。
なんせ世界大恐慌の後になると大規模な銀行すら破綻するのだから。
アメリカですら失業者の正確な統計がされるようになったのは1937年からなので、それ以前の数字は正確ではないかもしれないけど、かなりの失業者が生まれてきています。
1929年のアメリカにおけるGNPの輸出の割合は5%。輸入は3.4%に過ぎない。
だから、アメリカは我が道を行く事もできました。
史実なら。
だが石油や石炭のエネルギー資源に困り、テキサスの石油生産力が大きく落ち込んだアメリカにとってエネルギーの安定供給は何よりも必要に思えた。
現時点では小さな変化だが、1928年のアメリカのGDPにおける輸入の割合は
5%であり1.6%も史実より多い。
その内の多くが原油の輸入だ。
現時点では株価の暴落の第1波が来ただけで、ドイツを襲ったハイパーインフレに恐怖して、備えていたアメリカだが、デフレに対しては無警戒だった事が現時点の被害を大きくしている。
それに比べて宇垣昌弘と一緒にやって来た人型ゴーレム達、7000万人は全員が中産階級以上の月給を貰っている。
こっちの日本の初任給は月給20円くらいでしたが、なんだか安く思えてしまって最低でも10倍の月給200円を支払っています。
1番の高給取りは宇宙で資源採取しているバスターマシン達。
採取した資源の20%を取り分にしていいと許可されている為、志願者が大勢出て交代制になってしまった。
宇宙船32隻による3個艦隊の交代制である。
月給200円と言っても、宇垣マーク1もしくはリムジンを自分で好きに改造したマーク1を持ち、複数台の自動車やバイクを保有して自分の錬金工場内で保管しており、マーク1リムジンを運べるトラックまで持っていたりする。
宇垣の社員なので特別に安く超高級なゴーレムマンションが買えるし、魔石冷蔵庫や、洗濯機などの各種家電も普通に持っている。
あれ?ゴーレム達が住んでいるのはダンジョン内部が多いが、ダンジョン内部のGDPっていくらになるんだろ?
まぁ、宇垣は国家予算規模の税金を払っているんだし、その中に含まれると
思っておくか。
それにしても、産油国って美味しいな〜
金本位制に復帰してないのに、全然日本円の価値が落ちない。
まぁ、二大金保有国のアメリカとフランスを足したよりも日本の方が保有している金は多いから、金本位制に戻ってもいいんだけど。
(2024年の大卒者の初任給って22万5457円ですか、、、
ボーナスが多く貰えたバブル時代より
ステルス増税もされているし、全然所得が伸びてない。
初任給10倍収入ルールだから宇垣に勤めている新人ゴーレムちゃん達はボーナス含めて3000万円以上か。
え、NHKの幹部並みの給料?
あれ?大物政治家や総理なみの給料を派手に出してる?
宇垣銀行ってモルガン系の大銀行を超えてそうな預金量だな。
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