465話 南京の内部に中国人が増える。
北アメリカ大陸の白人達は、大勢のインディアンを殺したインディアン戦争を関ヶ原の戦争の22年後の1622年から始めて日清戦争は1894年(明治27年)なので、その少し前の1890年までやり続けた連中である。
そして欧州諸国は植民地、いや、奴隷耕作地を作り続けた。
そりゃあ需要があるのだから武器も発達するだろう。
ダグラス・マッカーサーの父親の世代がインディアン戦争でインディアンを虐殺して、今のアメリカ軍が中国でしている残虐行為をフィリピンでして、
150万人を虐殺した世代である。
新聞の風刺画に描いていたのが事実なら8歳以上のフィリピン人の子どもも皆殺しにされ死体はゴミ捨て場にポイ捨てされているのだ。
しかも強姦も無数にされている。
もう一度繰り返すが、8歳の小学生の子どもが処刑されて死体は残飯も入っているゴミの穴に捨てられて埋められるのだ。
そういうアメリカ軍を見たからフィリピン人は大勢が立ち上がって150万人とも言われる人達が戦ったのだ。
もしもタイムマシンやタイムテレビで昔のアメリカ軍のした残虐行為の映像を見たとしたらアメリカ人はPTSDに苦しむ事になるだろうな。
どこが正義なのかと思ってしまうだろう。
アメリカが戦ったイラク軍やベトナム軍と比べたらどうだろうか。
アメリカの方が酷いとしか思えない。
その米英とインド軍だが、巡洋艦9隻、駆逐艦15隻を動員して行った南京市街地の中国人掃討作戦に失敗して、唖然としていた。
南京の城壁内市街地はとにかく広大だった。そこから中国人を追い出す為にインド軍が掃討して手に入れた地域近くから砲撃し始めて、砲撃により中国人達をスラムに追い込んで追い詰めて多くの中国人を殺害しようとしたのだが、スラム化していた地域は徹底的に破壊できたものの、瓦礫の中に遺体は全然発見できずに、逆にどこからともなく入って来た中国人が全体的に増える有り様だった。
しかも掃討作戦をしているインド兵の戦死者の人数が1週間で100人を超え、
毒物や細菌の感染症で苦しんでいるインド兵士の負傷者の人数が300人近くにまで増えている。
しかも、まぐれ当たりを狙ってなのか、南京城内にまで毒矢が打ち込まれる有り様で、城内でも安心して歩けない有り様になっている。
米英海軍が砲弾を打ち尽くすまで砲撃を加えたのに、逆に中国人が増えてしまって、インド軍の士気は低下気味だった。
中国人の貧民を追い出せば再開発ができるし、そうなれば大金も手に入れられるのに、今の所は持ち出しが増えるばかりだからだ。
無論、インド軍も麻薬では大儲けしているのだが、、、
最近では先端に数十gの爆発物が入ってる爆発矢も使われ始めている。
簡単な構造で、過敏なピクリン酸が内部に充填されている。
地面に落ちて突起が押されると爆発する物だ。小型の手榴弾の50〜60%程度の破壊力だが、これにも米英印軍は悩まされている。
これほどまでに南京に中国人が集まったのには訳がある。
米英が南京城壁内の市街地の再開発を
早く行おうとして中国人に立ち退き金をドルやポンドで支払っているとの噂が広がっているのだ。
他には大連、北京、天津、青島、上海香港に行けば金が手に入ると噂が流れている。
特に南京は城壁内が広く、密かに入り易い為、信憑性が高かったせいか人が殺到して来ているのだ。
(無学な貧民を煽って戦わせているが、頭の良い連中は最後に入っていって貧民を殺して建物を占拠して権利を奪えばいいと思っている。)
そして中国各地に逃げた暴徒だった連中が『南京で白人兵士を殺して金を奪った』とか、『白人兵士の腕時計や武器は高く売れた。』と自慢げに話した事も噂になっている。
更に、『米英印兵から武器を奪ったら
李氏義勇軍が買い取るから売りに来い。』と李氏義勇軍が書いているので、武器は奪えば金になるとも噂になっているのだ。
こうして中国にますますゲリラ兵士が増えていく。
なお、14〜15世紀の南京は世界最大級の都市だった。
東京の山手線の内側の面積が63㎢であり、清王朝時代の北京城の面積が60.06㎢。
南京の内城(皇帝が居る時は宮城)の面積が55㎢であり、外郭も含めた都市全体の面積が248㎢である。
城壁の長さは35kmもある。
内部に入らないように監視するのも
周辺から追い払うのも大変な事が良くわかる。
ちなみに1920年の東京の台東区の人口が東京の区で1番多くて43万9596人。世田谷区あたりは開発が進んでいないので3万9952人である。
宇垣財閥は新宿や渋谷より西側の土地を買って再開発している為、東京の西側の人口が急増している。
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