463話 どぶねずみなりの生き方。

ここは南京。

この南京城の城壁は高く、南京市街が

一望できて、見晴らしは最高だ。


そして南京城の周りの二重の城壁の内部は米英の物。そのその外側の城壁に近い場所はインド租界になりつつあるが、離れた場所は中国人達が未だに立ち退かずに住み着いている。


南京の三重城壁の1番外側の城壁の長さは東京23区の外側に城壁を作るような長大さで長い。

なので東京23区に匹敵する区域の掃討作戦は遅々として進んでいなかった。


少し離れている長江には9隻もの巡洋艦と15隻もの駆逐艦が停泊しており、

近くに停泊している輸送船からは多くの映像カメラが巡洋艦の砲撃シーンを撮影しようとカメラを向けていた。


現在の南京で治安が維持できているのは南京城周辺のインド軍のいる地域だけで、一応は外壁で囲まれている全体の40%の地域は

住み着いている中国人のせいで治安が悪化している。


しかしまぁ、守るのも大変だろうに、

よくもまぁ、最外郭部分をぐるっと城壁で囲んだものである。一部分でも破られたら内部に入られて南京城近くに逃げ込むしかなくなるだろうに。


そう、この南京は東京23区に匹敵する広大な広さの市街地が城壁で囲まれている。


未来知識を持っているゴーレム達は実写版の進撃の巨人のロケ地に最適だなと思っていた。


今回の砲撃の予定地域はインド租界の建設予定地域からやや離れており、中国人が追い出されたら再開発される予定だ。


安全になった城壁内部に住みたいと思っている中国人の富豪は大勢いる。


貧しい中国人を追い出す事は彼ら富豪達も望んでいるくらいだ。


昔の上海の国際租界やフランス租界にも難民が雪崩れ込んでから一気に治安が悪くなっていった。


平然と泥棒をする貧しい中国人は、

富豪にとっても敵にしか見えていない、、、


孫文や蒋介石の夫人を出した宋財閥だって香港や上海の治安が良い場所に豪邸を持っていてリスク管理している。


この南京も、あまりにも面積が広いので末端はスラム化が進んでいる。

大雑把な人数すら把握されてはいない。


巡洋艦の砲撃が始まった。

近距離とはいえ、精密な砲撃が要求されるので艦長の腕の見せ所である。


まずはインド租界に近い場所から砲撃し始めて、砲撃で中国人を追い払って、そこからゆっくりと中国人居住地へ砲撃を近寄らせていくのである。

エリアAから、エリアIまでが巡洋艦に割り振られており、

JエリアからXエリアまでが駆逐艦に割り振られている。


こうして砲撃で追い詰めて、スラム化している場所に追い込んで徹底的に砲撃して、中国人を居住地から追い出して、門を遮断してインド兵士達による掃討戦が開始して、安全が確認されたら再開発が開始される予定だ。



そういえば史実の1937年の日本軍による南京攻略の時だが、南京城内の外れに数万ほどの中国人の貧民がいただけで南京城内部ですらがらんとしていたらしい。


その南京城内だが、日本軍がまともだとわかると20万人を超える中国人達が集まって来て賑わうようになっている。


税金の取り立て方もデタラメで財産を奪う国民党や中国共産党がいかに嫌われていたか、よくわかるエピソードだ。国民党は南京城の城壁近くの一等地にあった建設物を4〜500メートル幅で焼き払ったから嫌われて当然だろう。


南京城に近寄ってくる日本軍が隠れる場所を無くし、銃で撃つ為には建物が邪魔だといっても酷い行為だ。


日本に例えると皇居のお堀に面している建物を400〜500メートルの幅でぐるっと焼き払う事ができるだろうか?

いや、そんな事はできないだろう。

警視庁や最高裁判所、国会議事堂の、ような重要な建物もある。


住宅が密集している場所を焼き払って幅が最低でも400メートルはある環状道路を作れる更地を焼いて作るだなんて考えるだけで恐ろしい。


中国軍の唐生智将軍は『我が血肉を持って南京城と生死を共にする』と誓っていた。徹底抗戦を叫んでいたのに逃亡している。

南京を守る為に数億ドルに換算できる

とも言われている建物を焼き払い、焦土作戦をしたくせに。


当時の中国の師団というのが、またデタラメであり、人数は5000人から1万人で全然揃っていない。

83個師団で40万人しかいないから、

1個師団あたり5000人未満であり、

師団とは到底言えない。


この南京でも米英&インド軍の方がマシだと思われているのか、周辺に集まる中国人の人口は増えるばかりだ。


米英インド軍に知り合いを作って城壁内に家を持たなければ最低限の治安の良い場所に家が待てないのが今の中国だ。


もちろん城壁内であっても中国人居住地では治安は日本ほどは良くはならないが。それでも城壁内の一等地のこの部屋は俺の物だと言って占有するチャンスなのだ。

一攫千金のチャンスに見えているからこそ、中国人の貧民が流入して押し寄せてくる。

なんせ南京市街地の部屋ともなると

貧民にとってはひと財産に見えるのだろう。



土地もしくは建物を自分勝手に占有して自分の物にする。

もしくは、出て行ってほしいのなら金を寄越せと言う占有ビジネスは、史実のバブル期にすら、朝鮮系のチンピラが日本の地方でやっていたりする犯罪行為だ。

井戸も下水道もない土地に掘建て小屋を建てて、『ここは俺の土地だ。』

ゴミを集めて来て『ゴミが増えたら撤去に金がかかるぞ。』と言って、『出て行ってもらいたければ金を出して示談しろ。』と言ってくるのだ。


なお、被害者は作者の知っている人であり、要求されたのは500万円ほどだという。

掘建て小屋とゴミの撤去にお金がかかってしまったので、被害金額は1000万円近かったらしい。

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