448話ロンドンでの軍縮条約変更。

軍縮条約での戦艦の保有量だが、

米英が52万5000トン。

日本が31万5000トン。

で、航空母艦の排水量は戦艦の3割に相当する10万5000トンで、2隻に限り3万3000トン、それ以外正規空母は2万7000トンまでとなっていたが、艦齢20年の戦艦の代用艦艇建造の時は戦艦と空母の保有量を合算して、戦艦もしくは空母の好きな方を選べるようになった。


そして空母2隻に限り3万3000トンの枠も排除できた。


戦艦の数を減らせば空母を増やす事が可能になったのである。


更に重巡洋艦だが、主砲は127mm以上で203mm以下、基準排水量1万トン未満になった。

合計排水量はアメリカ18万トン、英国14万6800トン、日本10万8400トン。


軽巡は155mm砲以下の主砲を持ち、

合計排水量はアメリカ14万3500トン、

英国19万2200トン、日本は10万450トンになった。


駆逐艦は排水量は600トン以上〜.1850トン以下。

合計排水量はアメリカ&イギリスは15万トンで日本は10万5500トンになる。

史実では合計排水量の16%枠内のみ1500トン以上の大型駆逐艦の建造が可能となっていたが、日本はごねて16%枠を撤去させた。


これで日本は大型駆逐艦をずらっと揃える事ができる。


もっとも、窮屈な条約型艦は日本は建造したく無い為、限度枠一杯まで作るかはわからない。


潜水艦の合計排水量は各国とも5万2700トンなのだが、おそらくは日本は限度枠一杯まで建造はしないだろうし。


そういえば千島列島の要塞化はワシントン軍縮条約で禁止されていたのだった。

まぁ、観測基地やレーダー基地なら作ってもいいだろう。

地下に隠している飛行場型戦艦要塞は表に出さずに隠しておけと、宇垣昌弘は命令するのだが、多少の戦車の配備はできるので事前に戦車を配備できる、守る宇垣側は圧倒的に有利である。

整備もゴーレム達の錬金工場スキルで

整備できるし。

離島には30両の重戦車と20両の対空機銃戦車を配備して防衛を堅めるつもりだ。

128mm砲を搭載する自走砲戦車も配備してもいいな。


そして高射砲塔も地下からいくつもニョキニョキと生えてくるって感じにするか。


まぁ、出番は無いと思うのだが。

戦艦も空母も大量に建造してあるからな。

超大型空母から400機が発進するとして、20隻だと8000機だからなぁ。

紺碧の艦隊の規模を軽く凌駕してるなぁ。

8000機のレーダー反応ってどんなふうに見えるんだろうか。

地球に押し寄せた宇宙怪獣のように見えるのだろうか。



こうしてロンドン軍縮条約が一部制限を解除する方向で進めたのは対中政策で日本が米英協調関係でいるからだろう。


あの国民党政府との交渉の席で日本の宇垣が脅迫しなければ大金の損害賠償金を得る事はできなかっただろう。

そこら辺の借りを返す形での交渉結果になっている。


まぁ、両国とも同じで海軍は軍縮に反対で、政府は海軍予算を絞りたいと思っている。


高速戦艦が誕生した事で、日本の艦隊建造計画も戦艦8隻、巡洋艦8隻だったのが戦艦8隻、高速戦艦8隻になったりして際限なく増えそうだから政府が歯止めをかけたいと思うのも無理はない。


だが、軍艦が経験値に見えているゴーレム達は際限無い軍備の拡大に大賛成のようだが。

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