431話 挽き肉製造機。
そういえばブローニングM2を4連装にした対空&対地機関銃は挽き肉製造機(ミート・チョッパー)なんて言われていましたね。
「この自走対空砲ゴーレム戦車は履帯の他に12本の足もある多脚戦車です。
射撃を行う時は地面深くに脚を埋めて土魔法で地面を固めてしっかりと固定します。
これにより遠距離への長距離射撃を可能としています。
現時点では20mm機関砲と12.7mmの
ブローニングM2のどちらも搭載可能です。
しかもゴーレム化したおかげで連射した後に治癒魔法と冷却魔法により、
銃身の寿命を大幅にアップする事ができています。
この四連装自走対空砲戦車を始めとして、多くの試作戦車が生まれようとしています。
『ふむ。良い感じにできつつあるな。』と昌弘も上機嫌です。
この4連装機銃ですが20mmなら充分米軍機に対しても通用してくれるでしょう。
なんせ20mm薄殻榴弾なら重爆に対してすら、充分な威力を発揮してくれます。
重巡四万十から南京の市街地に打ち込めば被害は悲惨な事になるでしょう。
あの時の、南京虐殺事件の時に城壁に打ち込んで脅かしてやりたかったですよ。
ああ、その手があったか。
あの時の南京虐殺の現場が酷い事になったのも南京城には3重の頑丈な城壁があり、数百名くらいの米英の陸戦隊では城攻めなどできまいと連中は思っていたからのようでした。
(日本の90名の陸戦隊が参加しても
500名未満でした。)
巡洋艦の主砲で頑丈な城壁が壊されたら米英の軍隊がやって来ると思って、
虐殺を中止して逃げていったかもしれません。
南京の市街地も焼き払ってしまえば、
あんな惨事は起きなかったのに残念ですよ。
そういえば、史実の日本軍は九八式臼砲というトーチカを破壊する為に分割して移動できる臼砲を作っていたっけ。
そういう武器があれば脅かすには充分だっただろうなぁ。40Kgも炸薬が詰まっていたし、城壁に命中したら大穴が空いただろう。
上海も南京も戦艦を置いた方がいいと
アメリカやイギリスに提案するか。
史実でも戦艦クラスの砲塔を搭載した砲艦をイギリスは中国に派遣して戦艦クラスの砲弾をガンガン撃って威嚇していたらしいし。
米英は容赦無く反撃してくると思い知らさないと中国人は戦闘をやめないからなぁ。
宇垣昌弘はなるべく大勢の中国人を間引いておこうと思っています。
人海戦術をやってきた時の対策として
4連装機関砲戦車を開発しました。
46cmロケット弾に焼夷榴弾を大量に詰め込めば、人海戦術の中国軍にはかなり効くでしょう。
そういう武器も開発しておかなければいけないでしょうね。
中国は政府も役人も軍隊や軍人も信用できなくて、親友と認めた相手や武術の師匠と弟子、義兄弟と認めた相手との繋がりが深い国です。
実はゴーレム達は尊敬できる人物や武術家や金持ちの人格者に接触して脱出を勧めています。
本土なら香港とか、、、
これから動乱の時代がやってきますからねえ。
安全な場所なんてどれほどあるのやら。
さすがに、日本人の核シェルターにするかもしれないダンジョン内部に案内はできませんからねえ。
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