412話 総選挙への手応えを感じるアドルフ・ヒトラー(1928)

ドイツにおける『国民社会主義ドイツ労働者党(Nationalsozialistische Deutsche Arbeiterpartei De-Nationalsozialistische Deutsche Arbeiterpartei.の公式の略称は、NSDAP)ですが、順調に支持を集めていました。


ミュンヘンでのクーデターの裁判の時からヒトラーさんの弁論には注目が集まり、注目度と人気がぐんぐんと上がっていくのを党員達は感じていましたが、戻って来た時は英雄の凱旋と思った人が多かったほどでした。

(ナチスの党員の心情)


共産主義政党も得票を伸ばしつつある

現在のドイツ政治ですが、閉塞感の現状を打破して偉大なるドイツを再生できるのはヒトラーさんしか居ないとも

党員達は思っていました。

支持者や党員は増える一方でした。


ヒトラーさんの演説の巧みさは、本当に見事な物でした。

最盛期の頃の映像が残っていますが、

現時点でもかなりの演説の上手さです。


この時代のドイツの政治家としては1番と言っていいでしょう。


住み慣れた祖国を離れる事に躊躇していたユダヤ人達は、ナチス党が勢力を伸ばしても共産党が勢力を伸ばしても危険だと感じていたので、泣く泣く祖国を離れる事を決意する人間が増えました。

共産主義はユダヤ人のマルクスが他民族を奴隷化しようとしている思想だと、ナチスでは言っていましたし。


この頃には、日本ではユダヤ人差別意識は全然無く、居心地が良いという事がドイツのユダヤ人コミュニティでも噂になっていました。


まぁ、江戸時代はずっとキリスト教は禁止されていましたし、キリスト教が全然広まっていないからこそ、ユダヤ人差別が無いのでしょう。


『と、言う事は我々ユダヤの民にとって安住の地はキリスト教が広まっていない土地だというわけか、、、』

と感じて歴史の重みに悩むユダヤ人も居ますが、、、

日本人に取ってユダヤ人のイメージは頭が良いとかプラスのイメージばかりです。

なんでユダヤ人達が差別されているのか理解できません。

キリストが死んだのは何千年も前ですし。

これが、ユダヤ人は経済的に豊かで

嫉ましいというのならわかるのですが、、、

ユダヤ人達は日本の暮らし易さに驚くのでした。


ゴーレム達は大勢のユダヤ人が移民を決意して移住したので良かったと喜んでいました。


ユダヤ系は世界中のマスメディアにも大勢居るので、ゴーレム達が何もしなくとも世界中のマスメディアはかなり日本に好意的になってくれています。


宇垣昌弘はその様子に非常に満足していました。

史実では日本は世界のマスメディアに大苦戦しますからねえ。



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