411話 チャイナで暗躍する各国。
最近の宇垣昌弘が夜に眠っているのは時空別荘の方のキングサイズベッドでしたが、家精霊のシルキーのおかげでマットレスや毛布はからっと乾いてフカフカでいつも快適でした。
さすがは家精霊だけあって風呂から出たらすぐに髪を乾かしてくれますし、
ありがたいものです。
人間、快適な生活に慣れてしまうと、どこでも快適になりたくなるもの。
宇垣昌弘達はシルキー経由で他のシルキーとコンタクトを取り影武者の全員がシルキーを使い魔に持つようになりました。
そして宇垣邸の方も魔改造する事に決めました。
地下のアースⅡと繋げて、せっかくゴーレムハウスにしてるんだから、部屋のいくつかをミニダンジョン部屋にして、湿度の無いカラカラに乾いた部屋
(物を乾かすのに最適。)とかを試作してみました。
そしてオランダのバーデンで快適にされているヴィルヘルム2世陛下の事を聞いてホッコリしつつ、帝政復古への道は遠いとレポートを見ます。
しかし、、、ヴァイマル共和政は失政もしてハイパーインフレも起こしているのに、その不満も戦争のせい、敗北のせいにされ、ヴィルヘルム2世陛下の責任にされているのが残念であります。
いや、欧州で増えている社会主義者、共産主義者の人数の多さは注意が必要でしょう。
コミンテルンから資金も出ているようですしね。
社会&共産主義の思想が普通と思われるのは危険です。
日本に蔓延しないように徹底的に監視しなければいけません。
日本は照和の始めの金融危機になりそうな銀行の合併も進み、どうやら金融危機は起きずに済みそうです。
これも好景気で企業の債務が少なくなったからでしょう。
さて、宇垣が任されて自力で頑張って貰っている朝鮮地方はどうなっているかというと、アメリカが志願兵(荷物運びの人足)を募っています。
10年の軍務を終えれば超大国のアメリカの永住権が得られるとあって、多くの朝鮮人の若者が志願してアメリカの朝鮮兵部隊に入って行っています。
ああ、フィリピンやマレーで他民族に
統治の下働きをさせて、その民族に敵意が向くようにする間接統治を米英はやるようですね。
中国人に支配されていた経験があり、中国人に敵意を持っている朝鮮人に下働きをさせるとは中々にエグいやり方ですねえ。
当時の外交官の間では、中国の相次ぐテロに対して、『中国が外国に対する敵対と裏切りを続けるなら、遅かれ早かれ我慢できなくなった国が手痛いしっぺ返しを与えるだろう。』と言っていました。
まぁ、日本は中国に見切りをつけて撤退し、米英が怒り狂ったわけですが。
アメリカは米兵が指揮官をして朝鮮の兵士を指揮する朝鮮兵部隊やフィリピン兵部隊、メキシコ兵部隊を派遣して中国での支配地を広げようとするのでした。
南方では、まずは上海から南京までの地域を確保しようとします。
そして北方では天津から北京までの地域の確保と、満州全域の制圧です。
普通の戦争の時と違い、不正規戦争で、アメリカや英国はゲリラ兵に悩むようになります。
『とりあえず、見分けがつかないのなら、中国人は全員殺せ。あとはメキシコ人や黒人、誰でもいい。入植させて作物を作らせればいいだろう。』
とアメリカ人は言うようになります。
そしてフランスは国境を接しているインドシナ半島のベトナム人部隊を動かして雲南や昆明、広西チワン族自治区や南寧市のあたりを削ってフランスの植民地にしようかと思い始めました。
中国人を奴隷のように働かせてベトナム人に管理をさせようと思っているようですね。
満州では朝鮮人やフィリピン人が中国人奴隷を監督する奴隷頭になり、
ベトナムの近くではベトナム人が奴隷頭になり中国人奴隷を管理するというわけですか、、、
そして内陸部ではクリスチャンの中国人が中国人奴隷を監督するのでしょうかね。
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