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407話 上海でアメリカ兵士はトロフィーを取る。(1928照和)
407話 上海でアメリカ兵士はトロフィーを取る。(1928照和)
ふと、宇垣昌弘が超巨大ゴーレムマップを見たら上海の国際租界区画とフランス租界区画以外の周辺地域が敵意がある人間ばかりで真っ赤になっていた。
精強なグルカ兵も大勢を雇って香港と上海を守らせている米英軍ですが、焼けた場所の死骸(白人にとって有色人種の死体は遺体ではなく死骸だと思っている。)を処理するのはインド兵士やフィリピン兵士などにやらせて自分達白人兵は一切やろうとしません。
何らかの災害が起きた時の遺体処理などの汚い仕事は駆り出された有色人種の仕事なのはアメリカの本国でも同じです。
人種カーストの低い人間が駆り出されてやらされます。
あっ、金歯を抉って抜いたり、金目の物をさぐったりはしたいので、それらは監視をして有色人種兵にやらせている白人兵が優先ですが。
金を持っていそうな中国人が少ないとわかると白人兵は興味を無くしていました。
白人の兵士達は狩った中国兵の証拠のトロフィーとして祖国のアメリカに送る為、良さそうな頭蓋骨は煮込んで肉を溶かしてきれいな頭蓋骨にして祖国に送るつもりのようです。
あと、あまり焼けていない死骸から、
耳を切り取って塩漬けにして壺にたくさん入れて祖国の両親や祖父母に自分は大活躍して大勢の中国兵を殺した証拠として送る者や、
骨を削ってペンホルダーを作る者や、
大腿骨を削ってレターナイフなどの小物を作る者や、
顔の皮を剥がして軍の車両に飾る兵士も居て見ていたゴーレム達を絶句させていました。
さすがに剥がした中国人の皮で小物を作って愛用するジョージ・ワシントン大統領のような人間は少ないでしょうが。
アメリカでは兵士のお母さんが塩漬けの中国兵の耳を板に打ち付けて、来客に自慢する為に玄関に飾っていたそうです。
『戦場で戦っている勇敢な兵士さんに手紙を書こう』なんて事もやられ始めているようで、『手紙を送ってくれた少女や女性に綺麗にした頭蓋骨を送るんだ』と言っている兵士もいます。
そういえば、送られた頭蓋骨を見ながら勇敢に戦っている兵士さんにお礼の手紙を書く少女の写真は有名ですっけ。
有名な雑誌のライフの表紙になったし。
史実のFDルーズベルト大統領も日本兵の骨で作られたペーパーナイフを愛用していましたね。
日本人から見ればドン引きですが、
これがアメリカ兵士やアメリカに取っては常識です。
キューバ人、フィリピン人、メキシコ人、インディアンや黒人もこうされているのですから。
そして、頭蓋骨などを見ながら子どもや孫に自慢するのです。
おじいちゃん、お父さんは勇敢に戦って敵の兵士を殺したんだぞって。
ある意味、戦争というのは合法的に人間を狩って自慢するトロフィーを手に入れるチャンスですからね。
槍を持たせてライオンと戦わせてあげたいですよ。
マサイの戦士よりも勇敢に戦えるアメリカ兵士が居るのなら見てみたい。
戦争が始まった途端に、すぐにアメリカの大学から男子大学生が軍に志願していなくなるのも、戦争の時に志願しないような男は臆病者で情け無い奴だと思っているからでもあります。
男ならアメリカンフットボールをするのを恐れるような人間はダメな人間。
メガネをかけていたり、本ばかり読んでいるような虚弱な人間を軽蔑する風潮があります。
宇垣昌弘は筋骨隆々としており、格闘にも秀でていますのでアメリカに留学しても大丈夫ですが、小柄で柔道なども何もしていない人は苦労するでしょう。
戦前の日本ではエリート教育の一環として柔道は必須でしたが、それは正しいと思いますね。
エリートは何かしらの武術をして当然というのは国際常識ですから。
なんなら、絡んできたアメリカ人学生を締め技で気絶させてから、殺したと思わせて蘇生させるくらいの事をした方がアメリカの大学では一目置かれるようになるでしょう。
(作者注、警告、教わっていない場合は気絶させるのは止めましょう。
そのまま死んでしまう恐れがあります。)
これらのトロフィー行為ですが、動物をハンティングした時に色々する行為と同じですよね。
これらのトロフィー行為は実際にやっていた行為ばかりであり、作者の想像ではありません。
インディアン戦争やキューバやメキシコや日本との戦争でしていた行為です。
残酷な騎馬民族(スキタイ)のような連中だと認識した方がいいでしょう。
遊牧民族スキタイは世界でもっとも勇猛で誇り高く残忍だと言われていました。
戦いで倒した敵の皮を剥いで、頭の皮で手拭いを作ったり、手の皮を矢筒の覆いにしたり、縫い合わせて上着にして着たり、全身の皮を旗にしたりしていました。
でも、1945年のアメリカ兵士が日本兵の皮や頭蓋骨や骨で色々と作っているのはドン引きです。
ですが、鍋島や薩摩や鎌倉武士の末裔の日本兵が充分な武器を持っていたら、連中になぞ負けませんよ。
日本人の恐ろしさを思い知らせてやります。
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