398話 照和日本に高級ブランドを増やす。

『うぐぅ』と宇垣昌弘はうめいていた。第1次世界大戦で好況になった日本でしたが、戦争後は不況になりましたし、未だ産業基盤は脆弱で震災手形や不良債権をどうするのかという問題を抱えていました。


宇垣財閥が率先して動いて関東大震災の震災復興して、積極財政で動いて来ましたが、それが日本をギリギリ救っていたという事が判明しました。


だが、未だに財務状況が脆弱な銀行があります。

それらの銀行はみずほ銀行に合併してもらうとして、(宇垣はできるなら合併したく無い。)

『積極財政を続けるしかないな。』

宇垣昌弘はため息をつくのでした。


それにしても、日清戦争の頃から宇垣が頑張って成長させてきた向こうの昭和日本とは大違いな脆弱な照和日本。


向こうの日本は安くて品質の良い船を作るというブランド&お得イメージがある為国外からも色々な船の注文が来ていたし、そこそこ世界に進出して頑張っていた。

車やバイクでは世界をリードしてましたし。

それに比べると、こちらの日本はマジで大変そうです。

世界水準以上の品質の製品を作れるのは宇垣系列だけかもしれないってわけだ。いや、陶磁器とか、食器とか、頑張っている企業はありますが、、、

真珠のミキモトとか、、、


で、日本に足りないのはイメージ戦略とデザイナーです。

ミキモトにデザイン能力スキルを高くしたゴーレムと宣伝能力を高くしたゴーレムを派遣して頑張らせました。


そしてミキモトの真珠製品は錬金工場で作るおかげで更に品質やデザインが良くなり、ブランド力が更に高くなりました。

そしてシャネルなどのブランドもミキモトからパールを買って真珠を使う製品を作るようになります。


ミキモトはブランド力を確立してブランドの1つになるのでした。


そして宇垣は日本の高品質カバンメーカーにのみダンジョン革を下ろすようにしてカバンメーカーをバックアップします。

内張の絹も最高級シルクですし、

金具や金具のメッキなども錬金工場製なので大幅に品質アップ。


そしてお金を払えば錬金工場で修復してもらえるというサービスの良さ。


宇垣は日本の高級カバンメーカーを傘下にして応援するのでした。


劣化防止魔法と保存魔法をかけますから、品質の良さは世界一でしょう。

数年は新品同様で色褪せません。


世界のマーク1オーナー様に対する

マーク1ブランドの販売も同じように開始しています。

彼らセレブが愛用すればブランドイメージは確立したも同然です。

食器のセットやティーセットも日本メーカーとコラボして、それらを入れる持ち運びケースは宇垣が錬金工場で作り、食器やティーセットも錬金工場にて更に品質アップさせ、壊れ難く、欠け難く、品質アップしました。

持ち運びケースも素晴らしい品質のケースです。


これらの宇垣関連ブランドは金属アレルギーの方でもアレルギー反応が起きないアレルギー対策魔法済み商品なので金属アレルギーのセレブ御用達になります。

まぁ、ダンジョンミネラルウォーターを飲んでいればアレルギー反応や体質も改善して起きなくなってしまうのですけど。

これらの日本ブランドを傘下に収めて

売り出したのはイメージアップ戦略の1つですね。

もちろん、各シルク製品も魔法込みで

お値段以上の価値アリブランドとして

売り出しています。


と、頑張っている宇垣昌弘。

これらは楽しい仕事なので本人もノリノリで楽しそうです。


不良債権や震災手形や銀行をどうするかはスキルポイントで作った影武者④号に押し付けて楽しんでます。

影武者④号は『ぐぬぬぅ』と嘆きつつ

不良債権処理を頑張るのでした。

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