397話 恩赦のその後(1928照和)
さて、恩赦によって刑が減刑され、
社会復帰する事になった人達ですが、
帰ろうにも身寄りが居なくて困る人達も居ます。
ゴーレム達は社会実験として職場と住む場所を世話して当座の生活費も渡し、反省して生活をやり直せるかを
確かめましたが、カルマ値が少なく
おおよそ善人な人間は犯罪もせずに社会生活に復帰できていました。
何かあったら電話して相談するように弁護士のゴーレムも名刺を渡して相談役を勤めています。
そして杉下班の人間も力になる為に
弁護士役と一緒に行動する手筈になっています。
やはりカルマ値が低い善人は社会に出ても自分からはトラブルは起こさずに
社会復帰できるんだな。とゴーレム達は思うのでした。
ガイア組の皆も『この人達って大善人だよ。冒険者ギルドには酷え連中がいたもん。』と思うのでした。
そして、その中には儚げな美人がいたりします。
アパートをお世話したのですが、
美人が越して来たと話題になってしまい、山中沙織さんは困ってしまいます。
近所に居る噂好きのおばさんが噂しているようで、、、
20代中ばの美人は大変ですねえ。
かなり目立っています。
宇垣昌弘は『女優ができそうな美人だからな。そりゃあ目立つだろ。
宇垣のどこかの会社の社員寮の受付でもやって貰え。』と言いました。
と言うわけで、山中さんは宇垣商事の社員寮の受付になり、200平米の超高級マンションの1階の管理人部屋に住む事になりました。
ゴーレムコアが治安を守る最先端マンションです。
家賃無しで月給23円ですから、ほぼ一般企業の新入社員の初任給ちょい上くらいの月給ですね。
管理人の部屋と自室には電話もあり、電話料金は宇垣商事持ちです。クーラーもあるのですから大出世といえそうです。
善人の美人は精霊にも好かれるのですかね?
なんか、精霊が集まっているようにも見えるのですが。
それにしても、カルマ値ってなんなんでしょうねえ。
悪人なら死んでもカルマは増えません。
大天使さんに聞いたら、カルマが低いと天国確定コースらしいです。
えっ?精霊に好かれる人間だとカルマはぐんぐん減る?
なんか不思議です。
昭和金融恐慌も起きないし、伊吹山の積雪も普通だし、地震も起きないし、
日本は平穏です。
荒れている、何処かの国とは大違いですね。
中国ですが、多くの国が渡航を制限するようになりました。
南京ですが、未だに巡洋艦が欠かさずに停泊しています。
許可された中国人の富豪が南京の中に家を持つ一方で一般庶民は城の外に掘ったて小屋を作って貧民街が出来始めました。
あの南京事件後に壊されたのに、多くの家が焼けた廃墟の中に【また】でき始めています。
米軍や英軍の兵士は追い払いはするけど殺したりはしない。
そして蒋介石や共産党軍が近寄って来ないからここは何よりも安全なのでしょう。
アメリカが支配するようになった上海、そして香港も再評価されて土地の価値が高騰している様です。
今の中国では最も安心な場所だからでしょう。
中国人の富豪が本土から逃げ始めています。
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