さて、元号が照和に変わった日本ですが、昌弘のゴーレム達が熱心にやっていた作業があります。

それは軽微な罪の、恩赦に値する人間のリストの作成です。

そして刑務所に行き1人1人の囚人を鑑定して恩赦に値する人間を測定していました。

その中で、囚人の中にも善良で待遇改善を考えるべき人間が居る事を知ってしまいます。

法律では過剰防衛にされてしまいましたが、相手が悪人で、襲われそうになり、突き飛ばしたら打ちどころが悪くて死亡してしまった。なんて人もいます。

死んだのは悪人顔した悪人で、

おとなしそうな美人の被害者が刑務所にいるという、、、

全然カルマ値が増えていない善人の美人が刑務所にいるという矛盾、、、

（ま、こんな人は極少数ですが。）

宇垣昌弘はゴーレムが看守をする、

囚人の待遇を改善した刑務所を建設します。

善良な囚人のみ、入れるようにゴーレムが鑑定で入る人間を選び出します。

カルマ値が増えていないって事は神様は、この人は悪人ではないと認めているという事ですからねえ。

宇垣昌弘は精霊猫チャンネルのおかげで余っているスキルポイントを見ていました。

世界を管理しているガイアⅡとアースとかなり広がりつつあり、準世界管理者になりつつあるアースⅡ、

更に宇垣昌弘も準世界管理者権限を保有しています。

『ふむ。ポイントは高いけど精密鑑定は必要かな？

この精密鑑定ってガイア世界の精密鑑定で、系統が違うから昭和世界の精密鑑定魔法とスキルを合体させると、

更に精密にステータスや善行や悪行を鑑定できる事ができそうなんだよな。』

ただし、普通のゴーレム達では1段階深く鑑定できるのみのようです。

『それ以上に精密に鑑定するには準世界管理者権限が必要か。

これは、俺の近くに居たいと言ってる

ガイアにやらせるか。

冤罪の捜査にも関わるから、精密鑑定は慎重にやらないとな。』

魔法に熟練しているガイアの分身体なら上手くやってくれるでしょう。

あと、鑑定スキルを得やすく、鑑定スキルの熟練度やレベルの高いゴーレムも鑑定合体スキルで深く探る事ができ易くなるようです。

そして厳選された数千人が恩赦される事になりました。

（作者注、明治時代になり、大日本帝国憲法施行後は恩赦は天皇の大権事項と立法され（大日本帝国憲法第16条）、その具体的な内容・手続については勅令（恩赦令）で定められています。）

（史実の大日本帝国憲法下における恩赦は、1889年2月11日の大日本帝国憲法発布（大赦）、1897年1月30日の英照皇太后大喪（大赦（台湾住民対象）および減刑）、1910年8月29日の日韓併合（大赦（旧韓国法令の罪を犯した者対象））、1912年9月26日の明治天皇大喪（大赦および特別基準恩赦）、1914年5月24日の昭憲皇太后大喪（減刑）、1915年11月10日の大正天皇即位（減刑および特別基準恩赦）、1919年5月18日の皇太子裕仁親王成年式（特別基準恩赦）、1920年4月28日の王世子李垠結婚（減刑（朝鮮人対象））、1924年1月26日の皇太子裕仁親王結婚（減刑および特別基準恩赦）、1927年（昭和2年）2月7日の大正天皇大葬（大赦，減刑および復権ならびに特別基準恩赦）などがあります。

ちょっと恩赦が多すぎだと思います。

これからの恩赦は軽微な犯罪で、獄中での態度が良く犯罪を繰り返さなそうな人間のみが恩赦される事になります。

恩赦を期待しての殺人などは逆に罪を重くして死刑にしてもいいくらいですよ。

史実の昭和、平成、令和と法曹の世界も一般人から見ると変な判決が出る事が多かったです。

これからの法曹の世界もゴーレムが

きちんと管理してちゃんと裁いていきたいと思っています。