359話 死地(1926年照和)
大勢の中国人も住む満州。
史実では関東軍が撤退した直後に満州にいた日本人達に対して虐殺や強盗や強姦といった犯罪が多発し、ソ連軍による犯罪も多発します。
チャイナ国内でも日本人への虐殺は起きているのですから、満州に入植した日本人は家を要塞化するくらいはして、防犯対策を厳重にするだけでなく銃を持ち屯田兵になったつもりで開拓するべきでした。
まわりには魔物がいると思って砦のような村を作るべきでした。
当時のチャイナでは窓には厳重な鉄の格子があるのはあたりまえ。
扉なども頑丈なのはあたりまえだったと言います。
窓などは、その上で固定して夜は絶対に開かないような工夫をしている中国人も多かったといいます。
中国人の金持ちが武術の達人を食客として招くのも、いざという時の彼らの腕っぷしに期待しての事です。
史実の日本人の開拓民は屯田兵の意識が低かったのは確かです。
それに、食事なども気をつけて高タンパク質の食事にしないと冬の過酷な寒さで病死が相次ぎますしね。
あんなとこ、日本人が住める場所ではありません。
満州は中華民国とソ連に挟まれた死地。
極めて防衛は困難です。
アメリカ陸軍がソ連を仮想敵だと思っていればレンドリースで多くのトラックをソ連に供与するなんて話は無くなるでしょう。
武器の援助なんて論外です。
ソ連を敵対視するのなら、アメリカの政策の悉くが変化します。アラスカを最前線にしてベーリング海峡を渡ってソ連に攻め込むなんて考えも出てくるでしょう。
出て来なければアメリカ人ゴーレムが
『シベリアはニューフロンティアだ!』だと新聞やラジオで言うだけです。
ベーリング海峡なんてソ連にとっても辺境ですからね。
軍隊を派遣して防衛して補給を繋げるのは大変でしょう。
ですがシベリアは過酷な場所ですが人がいなかった分開発もされておらず資源は豊富。石油も出ます。
さて、石油が出るとなったらアメリカも目の色が変わるでしょう。
なんせ最近はテキサス周辺やカリフォルニアの石油の出がよくありません。
アメリカ政府はトップシークレットにしていますが石油は不足気味になりつつあります。
スタンダード系や多くの石油会社は
アメリカ国内の油田開発に取り組んでいますが、まったく成果が出ていません。
多くの原油を産出していたテキサスやオクラホマ、カリフォルニアすら徐々に原油の算出が少なくなってます。
満州進出に飛びついたのは日本から、
満州で原油が出ても日本は10%しか取り分を貰わないと確約を貰ったからです。
資源開発が進んでいない土地なら可能性はあります。
すぐ近くの日本は大産油国なのですから。
多くのアメリカ企業が一斉に満州に進出して来ました。
大量の物資が運ばれてきています。
そして小規模ですが、油田らしきものが大慶で発見されるとアメリカは満州はニューフロンティアだと言い出すようになります。
大慶で取れる原油は日本が取り尽くした後に滲み出てきている原油だとも知らずに、、、
その近くの油田も日本が採掘し尽くした出し殻のようなもんなのに、、、
推定埋蔵量はたいした事無いのに、、、
治安が悪い満州ではパイプラインで運ぶのは大変でしょう。
石油を苦労して運んでも、1ヶ月でタンカー何隻分になるかもわからないのに大金をかけてます。
わからないのか、満州進出派の情報工作なのか、、、
まぁ、石炭なら表面にあるものを露天掘りするだけで、それなりに取れるでしょう。
500m以下の地下には石炭は全然残っていませんからね。
宇垣昌弘が満州利権を手放した理由の1つが画像に写っています。
アースⅡの広域敵意サーチには日本人や外国人に敵意を持つ中国人が赤くなって見えるのですが満州もチャイナも真っ赤です。
外国人に敵意を持っている中国人ばかりです。
中国共産党はわざわざ農村に行って洗脳教育するので普通の農村の農民も外国人に敵意を持つようになりつつあります。
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