348話 イギリスはフッドを作るの?じゃあ日本は長門のデザインで!船体は加賀だ!(昭和1926)

平和な4カ国同盟世界の昭和日本。

こっちでは建艦競争はされなくなってしまいました。


ですが、戦艦は国の象徴であるという側面もあります。


なので、戦力としての建造というよりも陛下達が自慢をする為の競争が始まろうとしています。


どんな戦艦が誕生するのかドキドキですよ。


で、各国の戦艦の情報が入ってきました。


まず、イギリスですが即位する新王を祝う為の戦艦建造になりました。

完成予定の戦艦のイラストがイギリスのすべての大新聞に見開きで掲載されましたが、その偉大な姿に世界の人間が驚きました。

宇垣昌弘や未来知識保持者のゴーレム達は叫びます。

「「「「「これってフッドやん」」」」」

そうです。史実のイギリスでも人気の大型戦艦フッドです。


フッドは巡洋戦艦というよりも素早さと戦艦の装甲を兼ね備えた高速戦艦と言うべき戦艦でした。

これらは史実のフッドの情報ですが、

建造所はジョン・ブラウン社クライドバンク造船所で、アドミラル級巡洋戦艦です。

フッドのモットーは

ventis secundis (ラテン語)

(英訳:With Favourable Winds)

(日本語訳例:追い風をうけて)

というものです。


発注は1916年4月7日

起工は1916年9月1日

進水は1918年8月22日

就役は1920年5月15日

1941年5月24日に戦没しました。

要目は常備排水量41,125トン


満載排水量46,880トン(1939年:48,650トン)

軽荷排水量42,750トン(1939年)

全長262,3 m

幅28.9m (1939年:32.0 m)

吃水10.2 m(満載時)

(1941年時満載:10.3 m)


主缶

ヤーロー式重油専焼三胴型水管缶24基

主機

ブラウン・カーチス式ギヤードタービン4基4軸推進

出力

常用:144,000 hp

公試時:151,280 hp

速力29.5ノット

公試時:32.07ノット

1941年:28~29ノット

燃料

重油:1,200トン(常備)、4,615トン(満載)

航続距離

14ノット/8,900海里

乗員

1,341名(1940年:1,418名)

兵装

就役時:

Mark I 38.1cm (42口径)連装砲 4基

14cm(50口径) MkI単装速射砲 12基

10.2cm(50口径)MkXVI単装高角砲 4基

2ポンド8連装ポンポン砲 3基

12.7mm 4連装機銃 4基

53.3cm 水上魚雷発射管単装 4基

同水中魚雷発射管 2基

~1941年:

Mark I 38.1cm (42口径)連装砲 4基

10.2cm(50口径)MkXVI連装高角砲 7基

2ポンド8連装ポンポン砲 3基

12.7mm 4連装機銃 4基

17.8cm 20連装UP発射機MkI 5基

53.3cm 水上魚雷発射管単装 4基

同水中魚雷発射管 2基

装甲

舷側:305 mm(水線部)

178 mm(第一甲板舷側部)

127 mm(舷側上部)

25~38 mm(艦首部)

76 mm(水線面下部)

甲板:

38 mm(上甲板)

76 mm(主甲板)

76 mm(下甲板)

51 mm(水線下傾斜部)

主砲塔:

381 mm(前盾)

279~305 mm(側盾)

178~279 mm(後盾)

127 mm(天蓋)

主砲バーベット部:

305mm(甲板上部)

105 mm(甲板下部)

司令塔:

229~279 mm(側盾)

レーダー搭載されたのは1941年。

284型 1基(射撃指揮:最低有効範囲16.6km)

279M型 1基(対空:最低有効範囲18.5km)

です。


このデザインはフッドそっくりなのは確かです。


海軍休日の期間世界最大の戦艦でイギリスの誇りと言われていたフッド。

情報を見るとわかりますが

上甲板装甲の薄さが目立ちます。



陛下達の話し合いによって、

基準排水量は4万〜4万2000トンの間。満載排水量でも4万9000トン以内

主砲は16インチ以内と決まっています。


さて、日本はどうしましょうかね。


富士級を改装し続けたり、美濃級、薩摩級、近江級を生み出して世界をリードした日本の宇垣の建艦技術を見せましょうか。


大きさ、排水量からすると史実なら長門級か赤城級か加賀級あたり。


さて、美濃、薩摩、近江、富士改を生み出した日本ですからねえ。


日本は装甲は絶対に薄くはしません。

ここは速力は30ノット以下にして加賀級戦艦のような幅広な船体にしますか。

主砲は16インチ、40.6cmの45口径砲を

8門でいいでしょう。

加賀級は45口径41cm砲を10門搭載する予定だったそうですが、長門と同じようなデザインで、砲塔は同じ配置でその分装甲を分厚くしてと。


舷側装甲は全体が350mm以上。

設計思想は加賀型で行きますか。

速射砲は無し。魚雷も無し、高角砲と機銃があれば副砲はいらないな。

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