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347話 おっさん達譲位を考え始める。上皇陛下も悪くない。（1926昭和）
さて、こちらは平和な4カ国同盟世界の
『昭和』日本。（今年の年末に陛下が即位されたら本当に昭和世界になります。）
イギリスの国王陛下も国力からすると皇帝みたいなものですからね。
『四皇帝（日本は天皇陛下なのですが）が世界を動かす』なんて言われるようになっちゃってます。
いいのかなぁ、、、
特別な会議をするからと言いつつ3人のおっさん達（イギリス国王陛下&ドイツ皇帝陛下&ロシア皇帝陛下）は『天の鳥船2』に乗り込み北極に行ったり、南極に行ったり、空の旅と美食を楽しみつつ遊んだりもしてるんだけど、、、
キツネ狩りとは危険さが段違いなんだから、北極熊を狩ろうとするのは自重してほしい。
もちろん、上皇陛下も参加しています。
影武者宇垣昌弘③も参加しています。
（これ、墜落したら世界に激震が走るんですが、、、マジ、胃が痛い。）
このおっさん達も陛下と呼ばれる身。
酒を飲むのが好きで飲んだくれている
おっさん達ですが、普段は仕事に追われているので、若々しく見える上皇陛下の気楽な隠居生活を見て羨ましいと思うようになってきています。
（いや、上皇陛下だって列強同盟国の皇帝と国王の相手だから祭祀の時間を開けてお相手しているのですが。）
つまり後継者に政務をやらせて経験を積ませるという名目で仕事を息子に押し付けて自分達の休暇を増やそうと画策しているのでした。
日本は史実なら来年から昭和です。
摂政の宮として裕仁殿下が政務をサポートして陛下をお助けしていたのですが、大正天皇陛下ももうすぐ50歳ですし譲位をして祭祀に専念するという話をしたのです。
天皇陛下だけが祭司の王も兼任していますから。
それもいいとこ取りにまわりからは見えます。
（そういえば、離婚が認められなくて
イギリスの国王陛下は苦労した歴史がありますっけ。
で、イギリス国教教会ができたんですし。 あっ、ジョージ5世陛下の息子って不倫相手のアメリカの婦人と結婚したいって駄々こねた、あの人なんじゃあ。）
そうしたら、『『『上皇という院政をするのは良いかもしれぬな。』』』
と3人が乗り気になってきちゃいました。
これも皇太子との仲が良く、譲位に何の不安もないからできる事。
皇帝同盟のおかげで権力基盤が盤石だから不安なく譲位ができます。
それに最近は宇垣財閥が牽引する形で
同盟諸国の経済も好景気ですし。
影武者宇垣昌弘①は、
『皆様は責任ある御立場なだけに公務が多過ぎですしね。
公務を減らして、もう少し楽しまれてもよろしいのでは？』と賛成します。
譲位となると皇孫も皇太子になりますしね。
成人しているのなら公務を学んで、お手伝いをやり始めるには良い時期でしょう。
まさか、勢いで英国国王陛下とドイツ皇帝陛下とロシア皇帝陛下の譲位と『上皇』のような地位への即位なんて話が出てくるとは、、、
これだから影武者も上皇陛下も気が抜けないんですよ。
各国で懸案になっている領土問題とか、国際問題もここで『そうするか』で決まっちゃう事があるし、、、
こんなに仲良くなってるおっさん達が
大戦争してたかもしれないんだから恐ろしいですな。
そういえば、日露戦争した日本とロシアも戦争後は満州へのアメリカの進出を危険視して仲良くなってるんですよね。
ほぼ、同盟関係に近く、最良な外交関係な時代だったとか。
（いや、伊藤博文暗殺にロシアの将軍が関わっているって噂は信憑性がありますが。）
領土問題が解決して国境問題が無くなると、こうも仲良くなるんですねえ。
こっちは戦争の気配はゼロです。
いや、イギリス王室とドイツ帝室とロシア帝室は大騒ぎになるんですけどね。
譲位と即位ですからねえ。
年齢が高い順番にやろうという事になりました。
もちろんおっさん達が独断で決めてます。
送る順番も、その順番で送る事になりました。
（イギリス王室の場合だけは次の国王に疑問点があるのですが、あえて膿みを出す事で実直な第二王子に即位してもらい、孫として可愛がっている聡明なエリザベスに次いでもらいたいなんて陛下は思っているようです。
これは史実でもそうだったようで。）
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