343話特急こだま号②(1926照和)
さて、ここはダンジョン内にある関東平野と同じくらいの大きさの島である。
ここでターボディーゼルエンジンと魔力増幅炉とゴーレムコアを搭載した高速鉄道試作列車が線路を猛スピードで
走行していた。
ダンジョン内は防諜対策を万全にできる為ゴーレムしか入る事は許されていない。
航空機も軍艦もここで試作されているし、ほとんどロボットによる戦車などの大量生産工場などもここで開発されている。
まぁ、向こうでの研究を受け継いで、
こちらでも色々と研究を続けているのだ。
その中には地味な研究もあり、治金技術も研究が続けられており、現時点で日本が一歩も二歩も世界の列強をリードしている。
向こうの世界の1907年くらいの頃、イギリスと同等レベル以上の蒸気機関と蒸気タービンの製造に宇垣は成功しているが、アメリカは開発できずにイギリス企業に助けてもらって製造できるようになったという事があった。
このように一部の技術で上を行く事はあり得るが、ほとんどの技術で上を行くというのは驚きである。
これもあらゆる種類の研究、地味な基礎研究にもふんだんに研究費をつぎ込んで日本の学者達を支援しているおかげでもある。
政府や内務省の文部科学関連の予算の場合、厄介な書類仕事などが必要だが、宇垣関連予算はそんなものは必要ではない。
(でも、結果は出すけど遊興費にも使う野口英世には予算をカットしたが。
結果を出せば借金しまくって遊びまくってもいいというわけではない。
さすがに野口英世は派手に遊んで借金し過ぎた。)
まぁ、宇垣の場合、保存魔法や劣化防止魔法のおかげや錬金工場(超神級)の力があれば技術力は列強の更にその2段階上を行けるのだが、、、
さて、こだま号(仮)だが、ディーゼルエンジンだけでも130km/hくらいは
行ける事が判明した。
このディーゼル機関車が超高速鉄道の
最初の機関車になるだろう。
馬力はおおよそ3000馬力はある。
そしてゴーレムコアと魔力増幅炉を搭載した列車だが、こちらの方は有り余る電力ですべての転輪をモーターで駆動させ、軽く200km/hを超える速度を出していた。
今は各部のチェックをしながらデーターの収集を行っている。
そして地上で使う時の事も考えて電線とパンタグラフの研究もしている。
すべては新型高速鉄道(新幹線)をいち早く日本で実現する為である。
このこだま号だが、あのこだま号と同じデザインをしている。
作者も宇垣昌弘もこだま号には乗った事が無い為、内部はどれほど忠実に再現できるかわからないが、頑張るつもりだ。
古い新幹線の車内ですら、うろ覚えなのだから車内のデザインなどは国鉄マン達のデザイナーに任せるべきかもしれないな。
その一部を改善するアイデアを出せばいいだろう。
なお、座席の座り心地は良くするつもりです。
あと、シートなども余裕を持たせて作る予定なので普通座席の快適さが増すでしょうね。
こうして作られ始めた『こだま号』なのですが、一等車(指定座席)特等車(新幹線のグリーン車)の乗り心地は
未来の初期型新幹線以上になってしまいました。
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